和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

田舎のお酒事情

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こんばんは。
世の中はGWでしたね!私も連休をいただきリフレッシュできました。

少しずつ気温も上がってきたので、放牧地にお母さん牛用の水槽を出しました(写真下)。
給水するそばからぐいぐい水を飲むので、見ていて気持ちいいです。
天気のいい日は水面がキラキラ光って、牛もなんとなく心地よさそうだし、いつまでも眺めていられる感じ。
写真のお母さん牛は耳だけ冬毛が残っていてかわいい。たぶん反芻の途中をうまいこと撮れたんだと思います。
手前のバラ線には牛が身体をこすりつけて取れた毛が毛玉になっていてそれもかわいい。笑

今日は快晴、トラクターオイル交換日和!
ということで男性チームは終日オイル交換。私は参加せず、子牛の部屋を掃除したり、買い出しに行ったり、図書館で本を返すついでに借りたり、おかみさんと畑にマルチ(野菜の苗を雑草から守ったり、保温したりするビニール)を張ったり、あれこれ作業。
午前中、血混じりの下痢をしている子牛がいたので往診してもらう。
「一過性のものだね~」と注射をしてもらったら、本当に夕方には治っていた!さすがの見立て。
ついでに哺乳時にゼロゼロする子牛も往診してもらい、ちょっぴり肺の音が悪いということで注射。
私が最初の哺乳のときに誤嚥させちゃったのがきっかけかなぁと罪悪感。

久々の連休で、明るいうちからお酒を飲みました。笑
私はもともと外で飲むのが好きなのですが、田舎に越して来たらそれがとても難しくなりました。さらにコロナ禍で外飲みの機会が激減。さみしいです。
そう、田舎暮らしの難点は気軽に飲みに行けないところ。
心おきなく飲めるのは休み前の仕事終わり(週1の休みなので土曜日的なポジションの日がない)。
車で10分の町まで行けば唯一の居酒屋があるのですが、問題は交通手段。
私の住む地域にはタクシーがなく、当然運転代行もありません。
考えられる手段は以下のとおり。

  • 町のゲストハウス的なところに泊まる
    ⇒ 車で10分の距離に数千円出して泊まるのはブルジョワすぎる
  • 誰かに送ってもらう
    ⇒ その人が飲めなくて申し訳ない
  • 夫婦どちらかが飲まない
    ⇒ どちらも酒好きなので関係に亀裂が生じそう
  • 車中泊
    ⇒ 冬は死んでしまうし、夫は窮屈な場所では寝られない
  • 1時間に1本のバス
    ⇒ いちばん現実的な手段だが、最終バス(22時すぎ)を逃したら終わる

こんな感じで、「パーッと飲みに行こうよ!」を実現するためには、念入りな準備が必要になります。
どうせ数千円出して泊まるなら、車で小一時間の地方都市まで出ちゃうなあ。
その分特別感があって、居酒屋に行くのが一大イベントになっています。笑

こちらに越してくる前、友達と物理的な距離はあっても、会いに行けばいつでも楽しく飲めると思っていました。
その常識が通用しなくなってしまい、たまにとってもさみしくなります。
はやく気軽に誘い合って飲める世の中が戻ってくるといいな。

おやすみなさい。