和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

自分を主軸にする

f:id:non_moo:20210830143833j:plain

こんにちは。乾いた風が吹いて過ごしやすい十勝です。
日中の気温が高くても、暗くなる時間が早かったりひつじ雲が出ていたりと、確実に秋が近づいているのを感じます。
M牧場では2番草の収穫がスタートしました!写真は収穫の最初、モアーコンディショナー(mower conditioner:モアコン)と呼ばれる草刈り機で牧草を刈り倒している様子です。
これが4日前の作業で、この日に刈り倒した分はラップサイレージとして調製し、今日すべて運び終わりました。
これで全体の1/3ほどが終わったので、また晴れ間を見ながら9月いっぱいかけて収穫を続けます。
今回はテッダーにも乗ったし、レーキもちょっとだけ乗せてもらいました。
今はベテラン親方夫婦と4人体制で作業できているけど、今後2人だけになったらどれだけ時間がかかるんだろう…とちょっぴりドキドキしています。
就農に向けた話し合いも進んでいて、資産の評価や資金の調達の話が具体的になってきています。これまたドキドキ。
自営業か…自分たちの好きに営農ができるということはとても魅力的なことですが、その分背負うものも大きいですよね。

話は変わり、先日Amazonで注文したフライパンが届きました。
先代のフライパンは一人暮らしを始めたときに親が買ってくれたティファールのものだったのですが、10年近く(まともに使っていたのはここ数年)使ってさすがにどうにもならなくなってきました。
ほとんど使っていないものと比較するともうコーティングがほぼ跡形なく剥がれています。

f:id:non_moo:20210830150458j:plain


新しいフライパンを何にするか悩みに悩み、Instagramで友達に相談したりして、結局THERMOSのものを購入しました。
使い勝手のよさそうなEvercookとデザインが好みだったVita Craftと最後まで悩みましたが、今持っているティファールの取手がそのまま使える点に惹かれてTHERMOSをチョイス。
さっそく使っていますが、フライパンに食材がくっつかないのがこんなに快適なんて……大満足の買い物になりました。
小さめのフライパンも限界が近そうなのでそれはEvercookにしてみようかな。
卵焼き器はまだまだ現役ですが、ダメになったらAmbaiのを狙っています。
ストウブももっとサイズ違いで揃えたいし、キッチン用品を集めるのが好きなのかもしれません。

フライパンを自分好みのものに買い替え、はたと気づきました。
私の身の回りのものは、ほとんどすべて母親セレクトなのです。親元を離れて10年以上経っているのにです。
北海道に来たときに購入した家具(テーブルや棚)、お皿、カトラリー、クッション、洋服。
家具などの大物は簡単に捨てられないのでわかるとしても、洋服は自分でもなぜこうなっているのかわかりません。下着に至っては自分で選んで買ったものが1枚もありません。実家に帰ったときに「かわいいと思って」と渡されたものをおとなしく使っていました。
洋服も、母が買ったもののあまり着なかったトップス、一緒に選んだスカート、弟のおさがりのトレーナーなど、とにかく自分の意志で選んだものが少ないのです。
自分で「これ!」と思って買ったのは部屋着とジーパンくらいで、我ながら情けない状態です。
これはおそらく、小さいころから「母のセンスは絶対」と刷り込まれたことが原因です。
事実、母のセンスはとても良くて、特に少し変わったデザインや派手なものを組み合わせるのがうまく、母チョイスのアイテムは褒められることが多かったです。
しかし、母のセンスは絶対にいい!という意識が強くなりすぎ、自分で決めた服装でも、出かける前に「この服どう?」と母に訪ね、「変じゃないけど…」と言われると、何かがおかしいんだ、母のOKをもらう服装にしなくては、と着替えることがよくありました。
そのときいつも「変じゃないんだし、自分が決めた服装なんだからそのまま行けばいいじゃない」と言われるのですが、「けど…」の部分がひっかかって、なんとなく不合格の気分になってしまうのです。
この「母のお墨付き」みたいな意識がずっとこびりついていて、自分好みのものを揃えるのを避けていたのかもしれません。

身の回りのものは「自分の」お気に入りで揃えるのがいちばんいい。
遅すぎる気づきですが、少しずつ集めていこうと思います。

今週も頑張りましょう~◎