和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

読了 / 山崎ナオコーラ「むしろ、考える家事」

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こんばんは。朝が寒く、息が白くなりはじめた十勝です。
早くも冬の足音が聞こえてくるような感じ…
猫ちゃんはだいぶ大きくなりました。顔つきも大人っぽくなってきましたね。
いたずら大好きで、ちょっと目を離すといろいろなものが床に落ちています 笑

昨日はテレビで鬼滅の刃無限列車編を見ました。
去年映画館で観た以来で、やっぱり面白かったです。
猗窩座が強烈で後味悪すぎて、厭夢の印象が薄れる……
「猗窩座にも悲しい過去があるんだよね」って呟いたら夫が「だからって煉獄さんを殺していいわけではない!」と息巻いていました。その通りだな。
個人的に好きなのは伊之助の見る夢です 笑
あと良いと思うのは最後、カラスが訃報を告げて回るシーン。それぞれの柱の普段の様子や考え方、煉獄さんがいかに慕われていたかが伝わってきて印象に残ります。

今日は午前中除糞のアシスタント。
牛の入っているマスの仕切りを開け閉めして、スムーズに機械が通れるようにします。
地味な作業であまり好きではありませんが…無心にこなして終了。
午後は夕方までお休みだったので買い物へ。おいしそうな豚バラブロックが買えてほくほく。何作ろうかな。
今井真実さんのベーコンに挑戦するか、スガさんの角煮で安定のおいしさか、悩みどころ。

最近はお昼から夕方まで時間があるので、図書館で借りてずっと放置していた(しかも図書館が緊急事態宣言で月末まで閉館して返却期限が自動延長されている)本を読みました。
1冊目は山崎ナオコーラ「むしろ、考える家事」。

よくよく読んだら雑誌「レタスクラブ」で連載していたエッセイをまとめたものだそうで、どうりでなんだか見覚えのある文章が混ざっていたわけです。
ナオコーラさんの主張は「家事をやっている時間を生産性のあるものにしたい!」というもの。
確かに、家事ってなんとなく「できたら避けたい仕事」みたいな位置づけで、専業主婦も「仕事しなくていい代わりに家事する人」みたいな雰囲気があります。
それを「え~家事できるなんて羨ましい」というところに持っていくためにはどうすればいいのか?という本でした。
ナオコーラさんは自分が家事をしている3分間で、仕事をしている友人が世の中に役立つアイディアを見つけるかもしれない、海外にいる友人が新たな出会いをしているかもしれない、と感じて落ち込み、それならば家事をしている3分間も同様に価値のあるものにしよう、と思い立ちます。
確かに家事ってないがしろにされがちで、家事にかける時間は短い方がいい、という風潮。
私も家事にかける時間をなるべく少なくして、好きなことにかける時間を長くしたいと思っています。
でも、家事が好きなことの一部になれば、1日のうちで好きなことにかける時間は長くなるわけですよね。
そう考えたら、たとえそれが最も効率のいい方法じゃなくても、自分の納得のいくやり方で家事をすることが大事なんだなあ。
ひとつひとつの作業は特別なスキルを必要としないかもしれないけど、1日の計画を立てたりそれぞれの作業を順序良くこなしたりするのには間違いなく向き不向きがあります。
職業と同じように、家事というくくりの中にもさまざまなバリエーションがあって向き不向きがあり、妻、夫、あるいはプロ(総菜やハウスクリーニングなど)、向いている人がその家事を行えばいいということが広く認識されればもう少し暮らしやすくなるのかもしれませんね。
私の周りには「家事は女性の仕事!専業主婦こそ女性の幸せ!」みたいなこと言う人はほとんどいませんが、年上の方に「料理は3食奥さん?それは素晴らしい!それが1番ですよ。僕んちなんて土日は僕が作らされますからね……」と言われたこともあるし(それを夫ではなく私に言う神経が謎だった)、そういう価値観ってまだまだ残っているのかもしれません。
なんだかまとまりがなくなっちゃいましたが、家事を自分にとって「考える時間」にすれば、それはただの作業ではなく有意義な時間になるよ、ということかな。

2冊目は村山由佳天使の卵」なんですが長くなってしまったのでまた今度。
今週はイレギュラーで明日がお休み。帯広で終日のんびり予定です。楽しみ!
マルエフにはついに出会えず、一時休売のお知らせが。
結局先週のお休みはお昼にスシロー、夜はお惣菜のネギトロ巻・しめさばのお寿司(書いてて気づいたけど昼も夜もお寿司…)+たこ焼き+唐揚げ、食後にポテチとアイスという罪深い1日を過ごしました。楽しかった!

今週も頑張りましょう~!おやすみなさい。