和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0112-0116 / 雪に喜び、雪に泣く

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◆1月12日(水)
前回の記事を書いた日(11日)の夜に大雪が降り、ひと晩で60センチ近く積もった。
4時半すぎに起き、車の発掘からスタート。車までたどり着くのにもひと苦労。
気温が高く雪が湿っていて重いのなんの……
車が出土しても道路が除雪されていないのでとても出勤できない。
とりあえず家に戻り、除雪が入るのを待つことにした。
国道は自治体が手配した除雪車が入っているようだが、住宅近辺の狭い道路は近所のじっちゃんがトラクターを使って除雪してくれる。
そのじっちゃんの車も雪に埋もれており、トラクターを停めてある場所にも行けないようだ。
のんびりペースで除雪が進み、昼前にようやく車を動かせるようになった。
牧場からヘルプを要請されたので出勤し、ひたすら牧場の雪かき。
広い所はローダーで除雪できるが、飼料タンクのまわりや扉のまわりなどは手での雪かき。
シャーベット状の雪は硬いし重いし、しんどい。2時間近く除雪してようやくひと段落。
親方が「朝から除雪してこの時間(15時すぎ)までかかるなんて初めて」と言っていた。
あまりにも疲れたので、夕方の筋トレはとりやめ。肩甲骨から背中にかけてバキバキ。

◆1月13日(木)
牛舎の中に雪が入り込んだり、気温が高くなってぬかるんだりしていたので牛舎の掃除祭り。
放牧地の柵として張っていたバラ線が一部ちぎれていたので張りなおした。

◆1月14日(金)
この日も牛舎の掃除。掃除のあと、就農の関係機関の方が来て聞き取り調査を行う。
一応「親方と後継者、お互いのいないところで話を聞く」という決まりがあるのにいつも一緒くたに話を聞かれる。本人を目の前にして困っていることなど言えないので止めてほしいし、親方も気を利かせて「席外そうか」と声をかけてくれるのに、なぜか機関側から「うまくやってそうだし、同席でもいいしょ。すぐ終わるから」と言ってくる。
こんな調子なので関係機関に本音を話せたことはほとんどない。「聞き取りを実施しましたよ」という実績づくりの場であることがミエミエで切なくなる。

◆1月15日(土)
近所のスキー場がオープン、しかも今日に限ってリフトを無料開放するらしい。
レンタルの安くなるナイターを狙って滑りに行くことにする。
午前中で牛舎の掃除もひと段落し、ゆとりのある1日。
夕方の作業を終えて一度帰宅し、着替えていざスキーへ出発!まずはロッジで腹ごしらえ。600円のピラフ、冷凍のをチンしただけ感があるしボリュームもそんなにないんだけど、いかにもスキー場のごはんという感じがして好き。
大学入学時にウェアと板一式を買っていたが、ウェアは紫×黄色、帽子は白で裏地がピンクのみつあみつきニット帽、手袋も白、板はピンクのハート柄……と年齢にそぐわなくなってきたので、引っ越しを機に処分してしまった。
今回はウェアを新調せず、防寒用の作業着やジャンパーを組み合わせて出陣。
スキーは唯一私が劣等感を抱かずにできるスポーツだ。
小学生の頃から毎年滑りに行っていたし、早さは重力任せだし、球技のようにあちこちに気を配る必要も少ないので、わりと上手に滑れる自信がある。
コースの傾斜や長さがちょうどよく、2時間ほど楽しく滑ることができた。
スキーを終え、疲れた身体を癒すために近くの温泉へ!最高の流れ。
雪を見ながらの露天風呂は本当に気持ちいい。最近意識して「何も考えない時間」を作るようにしている。
帰り際にセコマに寄ってパームビールと焼き鳥を買う。これまた最高の流れ。
ごはんもお風呂も済ませているので帰ったら飲んで寝るだけ!しかも明日はおやすみ。
コンフィデンスマンJPを途中から見ながらだらだら飲んで、就寝。

◆1月16日(日)
11時近くまで寝ていた。起きてすぐに準備して買い物へ。
お腹が空いていたので先にランチを済ませる。お目当ての食堂は混んでいて入れず、いつものビストロへ。からあげセットに舌鼓。

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ここのからあげは衣がしっかりしていてお肉がぷりぷりで私好みだった。
夫が頼んでいたトンカツも柔らかくジューシーで絶品!
腹ごしらえを済ませて買い出しへ向かう。夫はよそ見をせず、必要なものだけを買っていくのでとても短い時間で済む。
13時半ごろ帰宅して、あとは家でだらだら。スマホ眺めてネットサーフィンしてただけなのにこんな時間になってしまった。
なってしまった、って書いたけど私はこういう休日がいちばん好きだ。
アシェットが創刊したディズニーのクロスステッチ本が気になっている。正直図案はそこまで好みではないが、刺し始めるまでの段取りや刺し方の順番などが丁寧に解説されているようなので、創刊号だけでも買ってみようかな。

それではまた◎