和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0326 / ちいさな世界

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こんばんは。今日は2階から見下ろしている猫ちゃんを。

◆3月26日(土)
午前中、発情している牛がいたので獣医さんを呼んで授精してもらう。
それ以外の仕事はなく、プレハブで火にあたりながら獣医さん待ち。
午後は町へ行き、用事を済ませるついでにお酒に絞る用のレモンを購入。
他にもコチュジャン・春雨と限定的な買い物をする。
帰りに1ヶ月ぶりの図書館に寄り、3冊本を借りた。村山由佳さんの「風よ あらしよ」に期待している。
今月は読書をサボっていたので、5冊のノルマ達成は厳しそうだ。まあでも少しでも読んでおけば来月以降で取り戻せる(サボり魔の悪い癖)。
帰宅して自動調理なべで鶏肉と長芋のコチュジャン煮とチャプチェを仕込む。
昼寝して夕方の作業をこなし帰宅。運動、シャワー、夜ごはんのルーティンをこなす。
今日は主菜・副菜・味噌汁全て揃っていたので次々チンするだけで食卓が完成した。
夜ごはんのあとはのんびり借りてきた本を読んで就寝。
「ごはんよければ すべてよし(著・宮脇 彩)」、住む世界が違いすぎて入り込めなかった。
最初の方に「渋谷のデパ地下が徒歩圏内(意訳)」みたいな文章があり、ああこういう世界の人か、と思う。
デパ地下を「我が家の倉庫」と称し、かつお節を買いに(当時の)築地市場まで足を伸ばす、そのような生活はごく一部の人にしか手に入れられない特権だ。
そのことを認識しているのかいないのか、「周りからは専業主婦ってツマンナイわねって言われるけど、ワタシはこの平凡な日常の中にきらりと光るものを見つけて充実した毎日を過ごしてます(超・意訳)」という雰囲気がちょっとウッとなってしまった。こういう女性を見て「まあ素敵!」と思える素直な感性はもうない……
金銭的・精神的に豊かな世界は居心地がいいが、クローズドな一面があると思う。なんというか、いろいろなものにしがみついて生きている人々を視界に入れていないというか……
「あのこは貴族(著・山内マリコ)」を読むとそのあたりがとてもリアルに描かれている。
でもきっと、ウッとなるのは自分が手に入れられない生活を羨ましく思う気持ちも大きいんだろうなあと思う。

今日はお休み。富良野までドライブして楽しい1日になった。
それではまた👋