和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0329 / 哺乳スイッチ

こんにちは。
昨日届いたポケモンアルセウスを早く進めたくてそわそわしている。

◆3月29日(火)
朝の作業で、昨日お母さんから離した子牛が哺乳デビュー。
これまでお母さんのミルクを飲み放題だったのが突然なくなるからか、大抵の子牛は「お腹空いた〜〜〜なんかいつもと違うんですけど〜〜〜〜」と大騒ぎ。
哺乳瓶からの哺乳も初めての経験なので、まずは哺乳瓶からミルクが出ることを覚えさせなければならない。
ところが子牛にとって哺乳瓶&それを持って近づいてくる人間は見知らぬ存在でちょっと怖い。この警戒心を解き、上手に乳首を吸わせられるかが作業をする上で大切になってくる。
前職で初めて子牛にミルクを飲ませるとき、先輩が教えてくれたコツは「子牛がその気になるまで待つ」だった。これはシンプルだが揺るぎない真実で、そして「いかにその気にさせるか」が腕の見せ所になる。
無理に飲ませず、でも「ミルクだよ〜」とわかってもらい、子牛が自ら飲みたくなるまで誘導する。うまくいくとどこかでスイッチが入り、夢中でミルクを飲み始める。この瞬間が牛の世話をしていて一番楽しいかもしれない。
哺乳瓶に対する反応が子牛によって様々なのも面白いポイントだ。すぐコツを掴んで上手に飲む子牛、舌を器用に使えなくて吸えない子牛、集中力がなくてすぐ指とかつなぎとかを吸い始める子牛……そしてどの子牛も、いつの間にか1日2回の哺乳に慣れて、1日中鳴くのはやめて哺乳の時間が近づくとソワソワするようになる。それがまたお利口でかわいい。
今日デビューした子牛も無事飲むことができてひと安心。

午前中は子牛の鼻紋採取とゲノム検査のためのサンプリング。
尻尾の毛を採取して、それを解析することでその子牛のポテンシャルがわかる。
生後数日で未来の成績が予測できちゃうなんて、すごい技術だけど怖いよね。
一方で、ゲノム検査通りの結果にもならないのがまた面白いところ。
数値で示される客観的な事実と、見た目や気質など主観的な好みをうまく合わせて、牧場に適した牛群を作れたらいいな。
午後は昼寝とブログ更新、アルセウスのプレイ開始。まだほぼチュートリアルだけど、なかなか面白い。飽きずに続けられるかな……
夕方の作業を終えて帰宅後、料理などなど終えてゆっくりしていたら窓の外から物音がする。
覗いてみたら庭に下りるため置いてあるブロックに猫ちゃんたちが集まっていた。特に水も餌もないのに、なぜ???5匹くらい、家の下を覗き込んだりしながらウロウロしていてしばし癒された。
近所に野良猫がたくさんいるのは知っていたが、まさか我が家のこんな近くまで来ているとは。網戸越しに見る猫ちゃんたちかわいかったな……
夫の筋トレがない日で、早めに夜ごはんを終えてゆっくりできると思ったのだが、オモウマい店が面白くて番組終了まで見てしまい、そこから日記やら何やら書いていたら21時を過ぎていた。そこからアルセウスをプレイして就寝。

今日もいい天気だ〜。暖かいとお昼寝が捗る。
それではまた👋