和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0409 / 楽しい夜

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こんばんは。
今日は久しぶりにゆっくり休日を楽しむことができた。

◆4月9日(土)
この日は枝肉市場で枝肉の確認。
肢を痛めている牛で、予定より数ヶ月早く出荷した牛だったのでどんな枝肉か心配していたが、サシの入り具合は1番良い12番を取ることができた。やった〜!
相場もとても良く、いい値段で購買していただけてひと安心。枝肉重量はそんなになかったけど、この中身と価格なら早めに出した甲斐があった。
お昼ごはんはいつものラーメン屋さんで。半チャーハンもつけちゃった。
今回の市場ではお世話になっている普及員さんや試験場の方とお話しすることができて良かった。
偶然、大学の同級生が出張で市場へ来ているところに遭遇できたのも嬉しかった!リモートでは何度か顔を見ていたけど実際会うのは数年ぶり、マスク越しでも気がつくもんだねえ。
帰りにスーパーでお酒を購入し、帰宅して少しアルセウスをプレイして夕方の作業へ。
作業に出ようとすると、ンムッ、ンムッ、というあまり聞かない牛の鳴き声が聞こえて立ち止まる。声のする方はお母さん牛の牛舎で、特に天気が悪いわけでもないのにお母さん牛たちがみんな牛舎の中に入っている。なんか変だなあと様子を見ていると、夫が「ああっ!産まれてる!!!」と気づいた。
お産が近い2頭を産室に移動するために扉で仕切ってスタンバイさせていたのだが、そのうち1頭が移動を待たずして分娩してしまったようだ。予定日より5日早かった。
幸い分娩は正常に済んだようで、小さな子牛がまだ濡れた状態でちんまり座っている。ンムッと鳴いていたのは分娩直後のお母さん牛の鳴き声だった。
気づいて良かった〜!違和感に気づいた夫のファインプレー。ちょうど親方も出動したので声をかけて産室の準備をし、親子一緒に移動させる。
もろもろ終えて夕方の作業をこなして帰宅。この日はH町の酪農家・Mさんのおうちで飲み会をすることになっていた。予想外の分娩で出足が遅れたので急いでシャワーを浴び、ブログの更新をして出発!
到着する頃にはみんな集まっていて、すぐに乾杯となった。H町の中華屋さんのオードブルは山盛りでとても美味しい。オードブル以外にもみんなそれぞれ手土産を持ってきてくれていて、私たちが持って行ったピザやキッチンで作ってくれたミルク鍋、手作りクッキーや普段は遠くて買いに行けないお店のお菓子、お誕生日の子をお祝いするフルーツたっぷりケーキまで、いろいろな味を楽しむことができた。
メンバーはみな農業に関わっており、年齢もバラバラで若い子の恋バナあり、先輩の離婚トークあり、女性の在り方についての議論あり、牛の飼い方についての話ありと、バラエティに富んだお話を聞くことができて楽しかった。
やっぱり私は農業が選択肢のひとつとしてもっと身近になったらいいな、特に女性は嫁入り以外の就農がもっと一般的になってほしいなと思った。そのためには目の前の牛と向き合い、自分自身が生活を楽しむことが大切だな。
Mさんの牧場に泊めてもらえるという安心感もあり、わりと景気良く飲んで最後の方なに話したか覚えていないけど、気づいたら2時になっていて就寝。最後まで付き合ってくれたMさんもおなじみYちゃん夫婦も次の日早いのにありがとうございます。
こうやって少しずつ輪が広がっていくのはとても嬉しいし、ありがたいことだな。

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今日は家庭菜園始動に向けてセルトレーに種まきを。
みんな無事に育ちますように。
それではまた👋