和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0722 / 和牛の塊肉を捌く

こんばんは。今日はゆっくりお休みを満喫することができた。

◆7月22日(金)
私は出勤、夫は休みの日。
枝肉市場だったので朝の作業を終えたらひと眠りして市場へ出発。
この日休みの夫はお留守番。ひとりで市場に行くのは初めてだ。
着いたら枝肉を保管してある冷蔵庫に入ってM牧場のお肉を確認。
1頭期待できるのがいたので楽しみにしていたら、無事BMSNo.11(サシの入り具合を評価する数値、12が最高)を取ってくれていた。枝重も600kg超えていたのでよかった。

冷蔵庫の中で普及センターの方に会い、いろいろお話しながら肉を見ることができた。
そのあとも駐車場でしばしトークタイム。就農にあたっての不安を聞いてもらえてよかったな。
経営うんぬんより生活とか働き方の方が心配だったり……

お昼ごはんはコンビニで簡単に済ませる。からあげ棒っておいしいよね。
午後からセリが始まるので市場に戻り、駐車場でスタンバイ。
スピーカーから聞こえてくるセリの様子を聞きながら、価格と購買者の番号をメモしていく。
夫と一緒だと途中で交代できるが、今日はひとりなので最後まで自力で聞かなければならず、睡魔との闘いになった。
無事にセリが終わり、農協の方にお願いしていた内臓肉を受け取る。タンやサガリなど、内臓肉に分類されるものを購入することができるのだ。
500円 / 100gと、激安!というわけではないけど和牛肉としては破格でゲットできていると思う。合計8kg、どうやって食べようかな。

帰宅してさっそくブロック肉をさばき始める。YouTubeの動画も参考に、とりあえず余分な脂とスジを取り除いて適切な大きさにスライスしていく。
このままでは夕方の作業に間に合わないし、気温の影響で肉が緩くなって切りづらくなってくるので、当日食べる分だけスライスして(写真)あとは適当な大きさに切り分けて冷凍した。冷凍庫ぱんぱん。
夕方の作業へ行き、帰宅してシャワーを浴びて速攻焼肉定食を作る。好きなだけ分厚く切れるっていうのはいいね。
塩コショウしてさらっと焼くだけで信じられないくらいおいしい焼肉ができた。

付け合わせのサラダ菜とズッキーニは家庭菜園のもの。
焼肉屋さんを意識してわかめと卵のスープも作った。前日の鶏ももと大根の煮物のスープを取っておいた自分、天才。
肉牛農家を目指してよかったと心の底から思った1日だった。
学生時代、エゾシカの栄養生理を研究していた先輩の手伝いでエゾシカを捌いた経験が活きた(?)。なんというか、詳しい捌き方がわからなくても脂とスジを取ってざくざく切っていけばいい、という思い切りの良さは身についている。
前職時代、直属の先輩に「和牛のタンはものすごく貴重で、現場にいる人しか食べられないんだよ」と言われていたのを思い出す。先輩、わたし和牛のタンを食べることができました。

夜ごはんのあとはボケーっとして就寝。なんかナーバスになってしまった。

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今日もたっぷりお肉を食べて大満足。自由に過ごせる休み、大事。
明日のミッション:イラストと絵日記を描く
それではまた👋