和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0726 / ハプニング続出

こんばんは。
完全に更新が夜型になっている!これはまずいぞ。
1番牧草が終わるまではリズム多少狂ってもしかたないか……(自分に甘い)。

◆7月26日(水)
ようやく!!!!最後の畑での牧草収穫がスタート!!!!この日を待っていた。
最後に収穫してから実に3週間が経っている。去年は7月6日に収穫が全部終わり、このころは麦稈収穫を目前に長めの小休止をしていたはずだ。
すべてはお天道様のご機嫌次第というのがよくわかる。

何はともあれ、これで確実に終わりが見えるので嬉しい。
朝から夫が草刈りに出陣……と思ったら、先に畑の淵を刈ってくれていた親方から「トラクターのエアコン効かないわぁ」との言葉が!
業者さんが修理に来てくれるまで夫はサウナ状態で草刈りする羽目になってしまった。
親方は用事を済ませに出かけ、私は牛舎でしばし留守番。発情している牛が1頭いたので獣医さんを呼んで人工授精してもらう。
農協の人や親方夫婦のお友達、飛び入り営業の業者さんなど、留守番しているときに限っていろいろな人が来る。業者さんも到着し、畑に出向いて現場で修理してもらう。

しば~~らく待ってようやく夫から「そろそろ広げにきていいよー」と連絡をもらい、いざ出陣……のはずが、今度は私の乗るトラクターのエンジンがかからない!
いろいろ試してみるもうんともすんとも言わず、仕方ないのでもう1台の古いトラクターに乗って畑へ出発。出遅れたので1/3くらい広げたところでお昼になってしまった。
夫は畑を刈りきってしまいたいというので置いていく。牛舎に戻ってぐるっと見回ろうと思ったら、産室に入れる前の牛が分娩してる~。
産まれたばかりっぽく、子牛が外界にいることを自覚していなさそうだったので、水道の水を汲んできて顔にバシャっとかける。顔回りのぬめぬめも取れたし、頭も持ち上げたのでひとまず安心。お母さん牛も舐めてくれている。
夏なので外の牛舎でも子牛が凍える心配はないが、とりあえず母子を産室に移したいなーと思って産室の準備を済ませる。お母さん牛捕まえられるかな……子牛触ったら興奮するかな……といろいろ試すが、ひとりで作業するのは危ない気がして夫にヘルプコールをする。
畑から戻ってきてくれた夫と協力してまずは子牛を産室に移動させ、初乳製剤を飲ませてビタミン剤を注射する。これで子牛の処置はOK!
お母さんも連れてきて、無事引っ越し完了。夫は爆速で畑に戻っていった。

一連の作業がスムーズに済んでほっとする。
急いで帰宅してお昼を食べ、さて畑に戻りますかというタイミングで夫が帰ってきた。
お昼ごはんの説明をして畑へ向かい……あ~っ、親方が帰ってきていて、私の乗っていたトラクターに乗って畑に向かっている!それは私が乗るやつ!もう片方のは動かないから親方に確認してほしかったやつ!でも今動かしたら動いたりして!そうだったら親方に手間取らせちゃうから確認しよう!という思考回路を経て、あらためてトラクターのエンジンをかける。かからない。
沈黙するトラクターの座席に座って親方に電話をかけ、事情を説明する。
「だから古い方が畑の近くに置いてあったんだ~、見に行くわ!」と戻ってきてもらい、状態を確認してもらう。バッテリーが完全にあがっているということでそちらの作業は親方に任せ、私はふたたび古いトラクターで畑へ向かい、夕方まで草を広げた。

無事にトラクターのバッテリーも復旧したようで、わりとすぐに新しいトラクターも畑へ登場した。親方が乗っていると思ったら夫が運転していてちょっとびびった。
途中エゾシカの親子が登場し、あら……草がないわね……みたいな雰囲気でゆっくり歩いていた。かわいい。子ぎつねも畑の淵でしっぽを翻して遊んでいた。かわいい。
エゾシカの親子もいったんは退場したが、子鹿だけが出てきてあらゆるものに興味を示していた。かわいい。

夕方の作業ぎりぎりの時間にようやく作業終了。ノンストップで夕方の作業に入り、帰宅してシャワー、料理。疲れた……
夜ごはんは簡単に鶏ももステーキとズッキーニのナムルにした。作りおきの甘辛だれが大活躍してくれた。
さすがに飲酒不可避ということでアサヒザリッチで乾杯。2本目のすみかを飲みながらブログを更新したらもう眠くて眠くて、はやばやと就寝。

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今日はたぶんブログ史上最高のアクセス数を記録している。なぜ?
なんにせよ、多くの方の目に触れるのはうれしいことだ。ありがとうございます。
それではまた👋