和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0814 / 都会の名品、田舎の名品

こんばんは。映えさせる気ゼロの写真ですみません。

◆8月14日(日)
私は休み、夫は出勤。牛飼いにお盆休みはない。自分たちの経営になったら上手にお手伝いを頼んで年に2回くらいは帰省できたらいいなあ。
朝の仕事を終えた夫が帰ってきて、壁に貼ってある健康診断のお知らせを見て「もう申込用紙来てるんだね~」とつぶやく。健康診断については案内が来たときと壁に貼ったとき、2回は話していたので「そうだよ、何度か話してるし、いつも案内と申込用紙一緒に来るじゃん」と布団の中から返事したらなんか怒りのスイッチに触れてしまったらしく「わかってるって!!!!」となってしまった。私も半分寝ているところに話しかけられてなげやりな返事になったのは反省している。
夫はぷんすかしながら朝ごはんを作って食べ、私はうとうと。

午前中の作業に向かう夫を見送り、私は念願の美容院へ~~~✨実に4か月ぶり!
この美容院はカットの最中まったく会話がないのが快適で気に入っている。
CLASSY.を読んでいたら「30代で手に入れておきたい名品」みたいな特集をしていて、数十万のバッグや100万オーバーの時計などが紹介されていた。え、30代ってみんなそういうの買えるくらいの財力があるもんなの?
雑誌の中の世界は今の自分が暮らしている世界とまったく別物でクラクラしてくる。ド田舎でブランドものを身に着けていても誰も気が付かない。こちらに引っ越してきて作業着以外の服で出かける機会が激減したし、友達に「その服いいね、どこの?」と聞かれることも少なくなった。
雑誌に出ていた方々いわく、自分好みの名品に出会い、長く身に着けることで気分が引き締まり、「身に着けている自分」に自信が持てるのだそうだ。それはわからなくもない。

うーん、でもハイブランドのジュエリーとかバッグとか、かわいいけど本当に持つ機会がないからなあ……使わないものにそんなお金かけても……と思って気がついた。
田舎では車がその役割を担っているのではないだろうか。自分のライフステージや財力に合わせて、自分好みの1台を吟味して買う。車はほぼ毎日使うし、新しくてカッコいい車に買い替えたら多くの人が「車変えたの?いいじゃん」と話題にしてくれる。
そう考えたら自分のなかでとてもしっくりきた。そういうことだったんだな。私だって20代で200万近く払って新車のハスラー買って、大事に乗っているじゃないか。まだローン払ってる途中だけど……
形は違えど、「自分が気に入る高価なものを買って、それと共に過ごす時間を大切にする」という考えは通じているのだと理解することができてよかった。
もちろん髪型の仕上がりもかわいくて大満足!

そのあとはモスでひとりランチをして、ちょっと寄り道して帰宅。
数年ぶりにモス食べたけどおいしかったな。いろいろモヤモヤしていたことを日記に書くことができてすっきり。

この日は大学時代の先輩が遊びに来てくれることになっていた。
先輩夫婦(どちらも研究室の先輩で、とてもよくしてもらった)が近くに移住することになって、いつでも遊べるようになったのである。近所に頼れる先輩方がいる環境、控え目に言って最高。
今回は旦那さん(この言い方好きじゃないけど他になんかいい言い方ないだろうか)ソロで来てくれた。夫が夕方の作業を終えて帰ってくるくらいに合わせて火起こしをお願いする。学生時代は研究牧場の宿舎でさんざん一緒に炊事をした仲なので、まったく気を使わなくてよくて楽だ。持ってきてくれた買い物袋に入っていたビールを「これ私たちにってことでいいですよね?」って勝手に飲める、そんな距離感 笑
夫も帰ってきて、3人で乾杯。肉、野菜、イカゲソ、白米、ひたすら食べる。用意した食材がきれいになくなったのは初めてかもしれない。
暗くなってきたが解散が名残惜しくて家に入り、もう少しおしゃべり。ポップコーンにポリンキー、出したそばから夫と先輩がパクパク食べてあっという間になくなる。
出したごはんがどんどん食べられるのを見ているのは気持ちがよくて楽しい。

この数日間夫婦で鬱屈としていたけど、先輩という第三者と思う存分飲んで食べて2人ともとても元気が出た。
ほろ酔いから一歩踏み込んだくらいの飲み加減でシャワーを浴び、バタンキューで就寝。

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うんうん、いい休日になったんじゃないだろうか。
これで気持ちが切り替わり、やれることをやろうとさっぱりした気分になった。
それではまた👋