和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0923 / まるで音のソノリティ

こんばんは。スプラトゥーンに完全に心奪われている。
いつもブログを読ませてもらっている皆さんも、スプラ買った人は軒並みハマっていておもしろい。楽しいねこのゲーム。

◆9月23日(金)
午前中、削蹄師さんが来て牛ちゃんのツメを切ってくれる。
健康のためというより、より美しい姿勢のために切ってもらう。具体的に言うと、牛ちゃんは身体の肩らへんにちょっとウィークポイントがあるので、ツメをいい感じに切って重心のかけ方や地面へのつき方を調整することで、ウィークポイントが目立たないように仕上げるのだ。
牛は人間と違って「こんな感じで、ちょっと気持ち右足に体重かける感じで、お腹はひっこめて立ってね」と指示できない。このため牛ちゃんがナチュラルに立った状態が最高の状態にしなければならない。毛刈り、削蹄、ブラッシング、調教と、人間が頑張りまくるのである。本当に骨の折れる作業で、向き合ってくれているすべての人に頭が下がる。

削蹄師さんがミリ単位の調整を終え、ツメみがきに入る。この工程はシロウトでも手伝えるらしく、夫や農協の方も紙やすりを手に参加していた。
確かにツメは前肢後肢と4つあるから、ひとつずつやすりかけてたら効率悪いよね。
シャコシャコシャコシャコ……とやすりをかける音だけが響く。
初めてこの作業を見学した私はひとりで「音のソノリティみたい……」と感じていた。
音のソノリティ、通称音ソノは日テレ系で日曜の20時54分から21時までの短い番組で、「世界にたったひとつの音」をコンセプトにしている。
ここ最近の音は「富里スイカの収穫」「タバンカ祭」「はんぎりの音」「チャンココ」と、ぱっと聞いても想像できないものが多い。この中に「牛のひづめを磨く音」が混ざっていても違和感ないんじゃないだろうか。現に、8月14日にオンエアされたのは「羊の草刈り」だし。
ちなみに、ソノリティというのは「楽器や人の声の響き」を指すらしい。音声学においてはある音の「聞こえ度」をあらわすとか。

そんな感じで(どんな感じ?)無事削蹄が終わり、午後は近くの農家さんと打ち合わせ。親方と夫が牧場を空ける間、作業を手伝ってくれることになったのだ。とても頼もしいし、ありがたい。
これをきっかけに顔見知りになって、コミュニティが広がると嬉しいな。それにしてもすさまじい雨だった。
そのまま夕方の作業をこなして帰宅、この日は母と弟と気になっていた居酒屋さんに行くことになっていた。
ここがまたおいしくて!1,300円でその日のおすすめを6~7品出してくれるサービスがあって、それがとてもよかった。大皿苦手ウーマンとしてはひとり分が取り分けられているスタイル(お子様ランチみたいに、おかずが盛り合わせてある)も食べやすくてよかった。
ビールとモヒートでご機嫌に帰宅。スプラをやっていたら日付が変わってしまった。

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さて今日もこれからスプラトゥーン
それではまた👋