こんばんは。
今日から9日間ひとり暮らし。暇です。
◆10月2日（日）
翌日から長く家を空ける夫を仕事に行かせ、私は休みという夫に申し訳ないスケジュール。
もちろん私だって夫の遠征に備えて前日に休みを取らせてあげたかったけど、ずっと前から決まっていた劇団四季の魅力にあらがえず……笑
夫もしばらく休んでなかったしいいよと言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。
久しぶりにゆっくり眠れる～！と思ったが朝から地域の集会があるとのことで、（本当はパスしてもよかったのだが）普通に8時半くらいに起きて集会へ。とりあえず顔を見せるというミッション達成。
そのあとは遅めの朝ごはんを食べ、ミサンガづくりの続き。そうこうしているうちに夫が午前中の作業から帰り、お昼ごはん。私はさすがに食べたばっかりだったのでパス。
昼ごはんのあとはせめてもの罪滅ぼしで夜ごはん用のメンチカツを揚げる。
タネを寝かせている間にミサンガが完成。かわいくできたと思う！
他にお味噌汁とかポテトサラダとか、夜ごはんセットを準備していたらあっという間に出かける時間になってしまった。
変な時間に朝ごはんを食べたせいでお腹が空き、コンビニでおにぎりを食べる。
そしていよいよ！！！！！劇団四季のファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」の観劇！！！！！
劇団四季の全国公演はいつも帯広に寄ってくれるのでとても嬉しい。実はこれまでも何度かチケットを取ってきたのだが、牧場の作業とどうしても折り合いがつかず、何度かあきらめていた。それだけにこの日は何としてでも観たいと思っていたのだ。
会場にはキャストボードという役者や劇作家の名前が書かれたボードが掲げられている。これを見るのも久しぶり！「人間になりたがった猫」は2016年以来2回目。
おそらくあまりミュージカルファンがいないであろう会場、ボードは隅の方のくらーい所にひっそりと置かれていた。
めちゃくちゃかわいい娘さんとお母さんが写真を撮りあっているので2人一緒に写真を撮った。「撮りますか？」と聞いてくれたけどㇲキンブル（劇団四季の別の演目「キャッツ」に出てくる猫、冒頭の写真とミサンガの写真に写っている黄色い子）ぶらさげてキャストボードと一緒に写真撮るとかオタクじゃん……と思って「ﾋｪｯわわわたしはひとりだしいいんですよｫｯｯ！！！」と断ってしまった。もうこの時点で十分オタクムーブだし、どうせなら撮ってもらえばよかった笑
さて、ついに開幕である。気合を入れて最前列での鑑賞だ。
この「人間になりたがった猫」は劇団四季においては「ファミリーミュージカル」という分類で、どちらかというと子ども向けの、シンプルで勧善懲悪……というか伝えたいメッセージがはっきりした作品になっている。従来なら他の四季作品にはない、みんなで「一緒に歌う場面や終演後にロビーで役者さんがお見送りをしてくれる（さっきまで舞台にいたあの人やあの人が目の前にいる！という興奮はデカい）ものなのだが、今回はコロナ禍での上演だったのでそれらはなかった。
まずタイトルが「人間になりたい猫」でも「人間になった猫」でも「人間になりたかった猫」でもなく「人間になりたがった猫」なのが秀逸。人間になりたがって、それでどうなったの？と思わせるタイトル。
簡単にストーリーを説明すると、魔法使いステファヌスにかわいがられている猫・ライオネルは「人間になりたがり」、2日間だけ人間にしてもらう。ステファヌスは人間のきたない部分もよく知っていて、現実を見れば辟易するだろうと思っていたのだ。
念願かなって人間になったライオネルは、町でホテルを再建しようとしている娘・ジリアンに心惹かれる。権力と暴力で町（とジリアン）を支配しようとする憲兵・スワガードに邪魔されながらも、最終的にスワガードは改心し、ライオネルは本当に人間の心を手に入れて未来永劫人間となり、ジリアンと一緒に暮らす……という感じ。
本当はそんな簡単に悪い人は改心しないし、恋だってそんなに単純なものではないし、万人に好かれる人なんていないのだけど、このミュージカルを見ていると純粋な気持ちを信じたくなってくるのだ。
正直、この日のキャストは知らない人ばかりであまり期待していなかった。期待していなかったというか、未知数だった。
ファミリーミュージカルは若手俳優の登竜門的な部分もあり、フレッシュなメンバーがそろうことが多い。そのなかで年配の役柄、青山さんトリバーや吉谷さんステファヌスなど、ベテラン俳優さんががっちり支えていくという感じだ。
ところが！主人公ライオネルを演じた宮下さんが最高によかったのである。もう一度言う。最高によかったのである。
ちょっととりあえず今日はこの辺にしておこうかな。すみませんがもう少しお付き合いください。
＝＝＝
な、ながい……笑
それではまた👋
