和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0815 / 寝不足で邂逅

こんばんは。
写真は古株いっちーの娘・子トラが最近産んだちびトラ。
だいぶ大きくなってきて、ちょこちょこ姿を見せるようになった。
母たちからの二足歩行危険思想を継承して全然近寄ってはくれない……

◆8月15日(木)
ひどい寝不足である。夜中はよく寝てくれたはずの息子がここ数日1時とか2時まで寝ず、日中もぐずぐずしたりして私の寝る時間が確保できなかった。
眠い・暑い・寒いなど生理的に不快な状況だと、脳内がそれで満たされてまともな思考ができなくなる。結局この日は終始ぽやーとして過ごしてしまった。

思考の出力を制御しきれなくなった結果、はじめて「ガルガル期」について言及した。
ガルガル期とは、出産後の女性が他人に対して攻撃的になる期間のことを指す。特に「子どもに触らないで!」という母性本能からくる気持ちのことを言うと思われる。
私も息子の世話を焼く母に対してがっつりガルガルしていたが、それをそのままぶつけると大変なことになるのは目に見えていたのでものすごくパワーを消費してガルガル封じをしていた。
それがこの日は封じきれず、つい「ガルガルしてるからさ~」と口走ってしまったのだ。直接なにかあったわけではなく、先日微妙に火花が散ったときのプレイバックをしているときだった。
母は子ども関係の仕事をしているので当然ガルガル期についても理解があると思っていたが、そうではなかった。単純にホルモンの関係でイライラしやすい時期と思っていたようだ。
私が本能的に子どもを守りたくなるみたいだよ、他人に手を出されるとすごく嫌な気持ちになる、と説明するととても腑に落ちた様子。
牛でもいるもんね、普段は温厚なのに産後はめちゃくちゃ神経質になって、子牛を眺めているだけで攻撃するぞオーラ全開にする子。

母としては、「ガルガルしている=イライラしやすい=回復のために娘を休ませなくては=負担のかかる赤ちゃんの世話は私が率先してやろう!」という思考回路だったらしく、そりゃ噛み合わないわけだわ。
母が私を産んだときは周りのサポートがほぼゼロで、むしろ「誰でもいいから手伝って!」という状況だったらしい。それもあって余計だったのかな。
本当は最初の方にきちんと説明するべきだったのだが、あまりに急に出産になってそこまでの余裕がなかった。あと母と腹を割って話す機会がもう10年以上なくてなかなかすぐに深い話ができなかったのもある。

お互いの理解が一気に進み、肩の力が抜けた気がする。
ちょっと軽くなった心で就寝。

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気づけば母の滞在も残り2週間、やりたいことやったもん勝ちだ!
それではまた👋