
こんばんは。これは昨日の寒暖計だったかな?
マイナス20度になると一気に寒く感じるね。
さて、今週のお題は「名前をつける」ということで、牛や馬の名前について書いてみたいと思う。
M牧場の牛たちにはみんな名前がついている。M牧場に限らず、日本に存在する和牛たちは全員名前を持っている。オスは漢字、メスはひらがなという決まりだ。
毎回オリジナリティのある名前を考えるのは大変なので、お母さんとお父さんからひと文字ずつもらうことが多い。
たとえば、お母さん牛が「あかね」、お父さん牛が「勝早桜5」だったとしよう。メスが生まれた場合はひらがなで……うーん悩むな、こういうのは難しいんだよな、「あかねざくら」とかにするかな。オスが生まれたらそれを漢字にして「茜桜」、M牧場ではなんとなくオスには「丸」をつけることになっているので「茜桜丸」になりそうだ。
他にも、お母さん牛が「ひでこ」、お父さん牛が「福勝鶴」だったとすれば、メスなら「つるひで」「ふくひで」「つるこ」など、メスなら「福英丸」「勝英丸」などになる。
ただし、お母さん牛としてこの先も長く飼うことが決まっている(血統が優れてるとか、思い入れのあるお母さん牛の子どもとか)場合はその限りではなく、かわいらしい名前をつけることもある。「くるみ」とか「もみじ」とか「めるる」とか。
ホルスタインは品種名にならってカタカナで名前をつける。これもたぶんお母さんとお父さんから名前をもらうのと、その牧場固有のフレーズが入っていることも多い。
去年開催された「全日本ホルスタイン共進会(≒ホルスタインの美人オリンピック)で入賞した牛から例を挙げると「セジス ビユ-テイ クリ-メル サン ユニクス」という子がいる。
彼女はお父さん牛が「クロト- レスペロン ユニクス ET」という名前で、そこから「ユニクス」をもらっている。あとのフレーズもそれぞれ牧場やお母さん牛に由来しているもので、どこかに彼女オリジナルの名前が含まれていると推察される。
私が昔勤めていた牧場では、「マユユ」や「ユキリン」がいた。笑
一般的に名前のついた動物として広く知られているのは競走馬かな。
競走馬も、「メジロ〇〇」や「ディープ〇〇」、「アドマイヤ〇〇」のように冠名がつく子が多い。馬術部時代は競走馬を引退した馬に乗っていて、彼らは競走馬時代の名前と、大学固有の漢字+別の漢字の名前(大学の漢字が「牧」なら、「牧海」「牧風」「牧葵」みたいな感じ)を持っていた。
研究の題材にした北海道和種馬(=どさんこ)たちにも漢字二文字の名前がついていた。彼ら彼女らは生まれた年に応じて最初の漢字が、お母さん馬の名前に応じて次の漢字が決められていた。
この生まれた年の漢字というのが風流で、その年の「歌会始(皇室の行事)」のお題からもらっていた。
今年のお題は「明」なので、今年生まれた子馬ちゃんたちは「明桜」「明晴」「明花」……といった名前になることでしょう。
こうして考えてみると、適当につけられてる名前ってなくて、商業的な大きい牧場であっても、名前をつける瞬間はその子に思いを巡らせてるんだなと思うといいものだよね。
ブログのタイトルは……フィーリングです!笑
それではまた👋
今週のお題「名前をつける」