和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0312 / 無題

こんばんは。今日は風が強くて寒かった……
写真はスコップにご執心の牛ちゃん。おととし北海道代表として鹿児島へ行ったあの牛ちゃんである。彼女は当時がっつり調教した甲斐あって今でも人懐こい。北海道代表の威厳がすっかりなくなっている感じがかわいいね。

◆3月12日(火)
朝、悲しい出来事があった。月末に分娩を控えていたお母さん牛が死んでしまったのだ。
産室に移す前、群飼いの牛舎を仕切って1頭でスタンバイさせていた牛だった。夜のうちに転倒し、起き上がれないうちに自分の胃袋に溜まったガスで窒息してしまった。牛はこれがあるから怖い……
肥育牛ではこの事故が起きないように転倒を検知するセンサーをつけている。お母さん牛たちは肥育牛に比べて(多少)スリムだし、普段は広い放牧地で生活していて転倒することもそんなにない。今回は敷料も換えたばかりで特別床がデコボコしていたわけではなかった。
たまたま寝た場所が悪く、敷料の塩梅が悪く、立ち上がれなくなってしまったのだろう。転んだ状態で四肢が浮くと、ひっくり返ったカメと同じ状況になって自力での復帰はほぼ不可能だ。気が付いてあげられればよかったんだけど……夜中にカメラで見ているのは産室がメインで、この牛舎まで見ることはまずない。寝る前に見まわりをしていたとしても、そのときに異常がなくて帰宅してから転んだのでは気づくのは無理だ。
お母さん牛も、お腹のコッコも失ってしまって無念だ。いちばんやるせないお別れ。

気持ちを切り替え、午前中は牛舎の掃除。
堆肥の山の向こうに座って反芻している牛がおり、夫が山を崩していくたびに少しずつ見えてきて笑ってしまった。少しずつ絵が見えてくるブロック崩しみたい。
あとは業者さんを呼んで壊れた水道管を直してもらったりして終了。
お昼ごはんはマルちゃん正麺の塩味、チルドのみよしの餃子。どちらも安定のおいしさ。
午後はひとつだけ書類を完成させ、ブログを更新。相変わらずやる気エンジンのかかりが悪いね。

夕方の作業を終えて帰宅し、夜ごはんはぼくさんのレシピで限界ケンタッキー風!これ何度か作ってるけど本当に簡単でおいしい。
皮目からしっかりガリガリに焼くのがおいしさの秘訣だと思ってる。弱火でフタして放っておくだけという気楽さもいいし、チリパウダーとバジルだけとは思えない味の奥深さもいい。
おかずはかいわれと練り物のサラダ、キムチ、なすの醤油煮。なすの醤油煮は稲田俊輔さんのミニマルレシピなんだけど、なーんか色悪くなっちゃうんだよなあ。
たぶん鍋が小さくて水分が飛ぶまでに時間がかかりすぎてるんだろうな。煮詰まりすぎちゃうというか。次はもう少し径の大きい鍋でチャレンジしてみよう。
最新号のdancyuでもミニマルレシピが特集されていて、そこに載っていた稲田さんのなすの醤油煮ではフライパンを使っていたもんな。

夜ごはんのあとは本を読んでスプラをプレイして就寝。
闇雲に突っ込んでいく戦闘スタイルをどうにかしなければ。

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これを書いている途中に牛のお産があった。
デュアルディスプレイで作業していると分娩監視しながらブログの更新ができるのでおすすめです。笑
それではまた👋