和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1029 / 男女の差、風土の差

こんにちは。
なんだかんだ記事数が300を超えていた。いつまで続くかな~。

◆10月29日(土)
Twitterを眺めていて、こんなツイートを見つけた。

これに、ツイート主が以下のツイートをぶらさげていた。

驚いたのは、このツイートに「差別に関するツイートを紹介している本人が『土地柄』と差別をしている!」と憤るリプライがたくさんついていたことだ。
はたしてこの記事に対して「土地柄かねぇ。」と感想をつぶやくことは、鹿児島の人たちを差別していることになるのだろうか。
土地柄、という言葉そのものは差別的なものではない……と思ったけど、goo国語辞書によれば「その土地に特有の風習。また、そこの住民に特有の気風。ところがら。」とあるから、地域というよりはそこに住む人びとについて言及する言葉ではあるのか。

でも、「男性」「女性」とひとまとめにしてラベリングすることと、「土地柄」という言葉を使って特定の(ここでは鹿児島)地域に住む人をひとまとめにして語ることは同列ではないと思う。
生まれる性別は自分で選ぶことができない。先天的に生まれ持った側の身体的機能で生活していくことになり、男女でその機能が違うことから、必然的に出力にも違いが生じる。ただ、この出力には個人差があるし、それぞれがなりたい姿も異なるため、「男だから」「女だから」こう出力されるべき、この程度の出力が期待されるべき、と論ずるのはおかしい、というのが私の男女差別に対する考え方だ。
一方で、「土地柄」というのは後天的な要因だ。その土地ではぐくまれてきた考え方や風習が、そこで生まれた子どもたちを形成していく。その考え方や風習は人間が作ってきたものであり、今からでも変えることができる。
たばこに対する価値観などがいい例だと思う。私が生まれる前は喫煙に対するイメージは今よりずっと良かったというか、緩かったようだ。平成に入り、「たばこは身体に悪い」ということを子どものころから教えられた結果、周囲に喫煙者はほとんどいない。

回答者が「ぼっけもん」という言葉を使って説明していたり、「九州男児」という言葉が広く知られていたりすることから、九州の人には「男性」というものに対して一定のイメージがあることが推測できる。
それは九州の人たちが今まで築いてきた文化や風土の結果であって、そのイメージが現代にそぐわないというなら、今の世代が変えていけばいいと思うし、変えられると思う。
そうすればいずれ「ぼっけもん?じいちゃんが使ってたの聞いたことあるけど……」ぐらいの言葉になるんじゃないかなあ。鹿児島での「ぼっけもん」のニュアンスを理解しないまま書いているので間違ってたらごめんなさい。

今回は九州だったけど、「京都の人は嫌味っぽい」「大阪の人はケチ」「東京の人は冷たい」……みたいなラベリングは確かに存在している。
これってネタというか話のとっかかり程度で、本気でそう思っているわけではないと思っていたんだけど違うのかな。なんというか、最初から「この人は〇〇出身だから××だな」と思うことはないというか。仲良くなってから「出たよ大阪~」みたいに冗談で言うくらいというか。
私は出身県も今住んでいる北海道もあまりそういう対象にならないから気にならないだけなのかな。

相談者の男女差別に対する認識を形成したものの原因が「無意識に差別を生み出すような環境(=後天的な要因)」ってツイートしているのに、言ってること男女差別と同じじゃん!と憤慨されているのがちょっとかわいそうだった。
そういえば私も昔付き合っていた子に「女の子って得でいいよな!レディースデーとかあるし」って言われて一瞬で冷めた経験がある。レディースデーで浮く数百円以上に失っているものがたくさん、たっくさんあるんだよ……と思いながら言い返す気力もなく別れた思い出。

あら、結構な長文になってしまった。
自分のなかに「地域差別」という概念がなかった(ないといえばウソになる。あそこはガラ悪いとかあそこはハイソだねとかは思うし)こと、土地柄そのものは大切にしながら、どんな人間も性別でカテゴライズされることなく生きることができるかんきょうづくりが必要だと思ったこと、いろいろ気が付けたツイートだった。

一応この日のことも簡潔に。
天気が悪く日中お休みになったので午前中はずっとスプラ。
お昼すぎ、近所の定食屋さんで焼きそばを食べて買い出しへ。お肉の直売所、3.7kgの肉を買って2,280円だった。安い……
夫は飲み会の予定があって夕方の作業はパス。私は作業を終えて帰宅し、少しだけスプラをプレイして帯広に向かって飲み会が終わるのを待った。結局日付が変わるころにピックアップして深夜の帰宅、あっという間の就寝。

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明日はお休みなのでゆっくり飲んでスプラやるぞ!
それではまた👋