和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0307 / スリム教を抜けて

こんばんは。宣言どおり、今日はお題記事を書きますよ。

私がとらわれていたのは「痩せなきゃ」、この一択に尽きる。
わりと多様性を尊重する学校で育ってきたと思うが、女子校だったせいか「体重は1グラムでも軽い方がいい」という価値観は絶対に揺るがなかった。
ローティーン、ちょうど体重を気にし始める年齢になると「だれだれはもう〇キロあるらしい」とか「太ももにスキマができない人は終わってる」とか、そういう話が出てくるようになってくる。
私はというと、小学校に入学して最初の健康診断を終えて帰宅し、母に元気よく「体重と座高がみんなより大きかった!!!」と宣言したような(数字が大きい=いいこと!と思っていて、複雑な顔をした母を見て不思議に思ったのをよ~く覚えている)体型であったため、当時の価値観的にはベリベリバッド、カースト最下位の気持ちでいた。

母はのんびり「大学生になったら痩せるわよ~、育ち盛りに食べる量を制限しちゃだめよ」と言うばかりであまり協力的ではなかったし、食べる量を思い切り減らすほどの意志の強さもなかった。
近くの公園を走ろうとすると「心配だからついていって見てる」と言われ、思春期の小デブがふうふう走っているところなど絶対に見せたくない気持ちが痩せたい気持ちに勝り、自室でこそこそ腹筋するくらいしかできなかった。
要するに、甘えてたんだな。

当時の写真を見たり、体重を思い返したりしてみても、けして太ってはいない。痩せてはいないけど、太ってはいない。それでも自分はデブで醜いと本気で思っていた。何もしなくても細い友達たちがうらやましくてしょうがなかった。
ケータイのサイトで「絶対に痩せる方法を公開Uちゃぃます!気になる仔ゎランキングをクリックしてね♬ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(ひとつひとつがランキングサイトへのリンクになっており、ひとつだけ本当の記事にリンクしている)」と書かれたページを見て律儀にぽちぽち☆をクリックするくらい必死だった。
やっと見つけた記事には「カテキン茶を飲むと痩せます☆」とか書いてある。なぜかカテキンがすごいはやってた。

高校生になり、少し現実を受け入れつつも相変わらず「痩せたい、痩せなきゃ」を口癖にしていた。本当に口癖にしていたので、塾で知り合った男友達とのメールでも大した脈絡なく「あー痩せなきゃな」みたいに送っていた、ら、想定外の返信が来た。

「何言ってんの、痩せたらのんちゃんじゃなくなるじゃん」

えー!!!そうなの?そうだったの???アイデンティティとしてこの体型、ありなの???
本当にびっくりしたあと、なんだかとてもすっきりしたのを覚えている。
このメールをきっかけに自分の身体がそこまで嫌いではなくなり、痩せなきゃと思い詰める頻度も減っていった。
残念ながら大学に入って自然に痩せるということはなく、相変わらず標準+くらいの体型である。それでも、世の中にはいろんな価値観があるということがわかったし、自分的にどれくらいの体重がベストなのかもわかるようになった。

このメールをくれた子が今どこで何をしているのか全く分からないけど、人生を変えてくれたと言っても過言ではなく、とても感謝している。
それはそれとして、今はベストよりちょっと重めであることには変わりないので、今は本当に痩せなきゃ!!!笑

◆3月7日(火)
この日は大した仕事もなく、午前中は牛舎の掃除だけして終了。
ドアの開け閉めが多い牛舎で前は嫌だな~と思っていたけど、最近は完全に力を抜きながら作業できるようになっていて負担が激減している。
午後はがっつりお昼寝して、夕方の作業を終えて帰宅、リングフィット、シャワー、料理。
火曜日はからあげの日、ということでからあげを揚げる。うまく揚げられてうれしい。
意外と副菜のえのき・キムチ・納豆の和えものがおいしかった。ごま油を入れたのが効いた気がする、やみつき系の味。

おなかいっぱい、スプラをプレイして就寝。

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最近スプラ熱がまた高まっている。いいことだ!
それではまた👋