和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0411 / かく、ということ

こんにちは。今日はさっきまで雨が降っていた。
今年は雪解けが早いなあ。もう畑仕事できちゃいそう。

◆4月11日(火)
午前中は特にやることがなく、惰性的に牛舎の掃除。
それが済んだら時間がぽっかり空いてしまった。片付けチャンス!ということで牛舎のあちこちから集めてきたゴミたちを分別する。なんで乾草のカスがたまったゴミ袋にサビたボルトやナットがたくさん紛れてるんでしょうねえ……

お昼ごはんは肉の直売所で入手していた和牛を焼いた。500円 / 100gと和牛にしては良心的な価格。
いかにも切れ端という感じだけどしっかり和牛の味がしておいしい。和牛の肉って、代えがきかない味だよね。お昼から贅沢だ……
2人で200gでは足りず、いかメンチも揚げてすっぱキャベツをたくさん添えてごはんとみそ汁とで定食風にした。言わずもがなおいしい。

午後は昼寝とスプラ。夕方の作業を終えて帰宅、リングフィット、シャワー、料理。
この日は鶏もも・しめじ・玉ねぎの照り焼き、バンバンジー風サラダ、たらこと高菜のビーフン、みそ汁。攻めのサラダチキンがしっとりおいしくできて嬉しい。
夫も「このサラダチキンならおかずになる!」と喜んでいた。え、今までのはおかずだと認識されていなかった……?笑

どういう流れだったか、自分の顔で一か所だけ整形するならどこか、という話になった。
私は鼻だな。彫りが深くていい感じの滑り出しなのにてっぺんが平らで、惜しい!と言う感じの鼻をしている。もう少しとんがった鼻だったらよかったな。
私の鼻すじはスキージャンプに向かないのである。
夫はしいて言うなら目らしい。片方だけ二重になっているのがいずい(北海道弁:なんかおさまりが悪く気になること、靴の中で靴下が脱げたり、洋服のラベルがいや~な感じで肌にこすれたりするときに感じるアレ)から、それを解消したいとのこと。
なんだかんだお互い自分の顔気に入ってるし、相手の顔も気に入ってるからいいよね、と平和な着地点。

夜ごはんのあとはスプラをプレイして就寝。調子いいと思ってたら勝てなくなるんだよねえ。

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日記祭の様子が記事になっていた。楽しそう!
週刊はてなブログの号外、かわいいな。私は手書き文字が好きなのでフリーペーパーのようなものを作ってネットプリントなどで配布してみたいという夢がある。

blog.hatenablog.com

今回日記本に日記を載せていただくにあたり、私にとって「書く」ってどういうことだろう?と考えてみた。
かく、ということを最初に意識したのは幼稚園くらいの時だと思う。母が買ってくれた「たらいぐまのらんどりー」のノートの表紙に「ざっきちょう」と書いてあったのを見て、「ざっきちょう ってなに?」と尋ねた記憶がある。
そのとき母は「なんでも、好きなことをかいていいってことよ」と教えてくれた。日記帳でも、お絵かき帳でも、メモ帳でもなく、雑記帳。なんでも、好きなこと。うわあ、楽しそう!と思ったのをよく覚えている。ちなみにたらいぐまのらんどりーはこんな子。

www.sanrio.co.jp

それから十年近く経ち、私は灰の時代に突入していた。ちょうどこの間の日記(おやつを拒否されてカッとなってしまう)に書いたような癇癪を自分で抑えられず家で爆発を繰り返していた一方、学校では自我の強弱をコントロールできずに「生意気」と煙たがられていた。
自分で自分がわからない、口でうまく説明できない、そんなときに紙に気持ちを吐き出してみると、いくらか落ち着くことができた。私は短期メモリが絶望的に少なく、考えごとをしようとしてもひとつ考えたらひとつ忘れてしまう。「これが」「こうで」「嫌だった」「なんでだろう」……と考え、理由を思いつくころには「これが」「こうで」の部分を忘れており、「何が嫌だったんだっけ?」となってしまうのだ。
文章だと、考えを可視化することができる。母に対してなぜあんなにブチ切れてしまったのか、クラスで決めたスローガンがなぜ気に入らないのか。
中学生で開設したブログには、この類の愚痴というか言い訳めいた文章をよく書いていた気がする。ものの見事にネット弁慶のキョロ充だったんだよなあ。そんな言葉は当時なかったけどね。
ブログを通じてやり取りすることも増え、自分が見ている以上に世界が広いことがわかったのはよかったな。

大学に入ってからは自分の呼吸しやすい環境がわかってきて、ブログは記録としての意味合いが強くなっていった。
紙の日記というか雑記も続けていて、そちらにはもう少しプライベートなあれこれが走り書きしてある。こっちは私が死んだら中身を見ずに燃やしてほしい。笑

そんな感じで15年以上、なんかかんかを書き記しながらここまで来た。これからもなんでも好きなことを書き続けるだろう。
すごいよなあ、ネットの海を見渡せば、中学生が高校生になり、受験を終えて大学生になり、就活して就職して退職して結婚して牧場を始めるまでのプロセスが読めるんだもん 笑
今回日記本に掲載していただけて、中高生のころの学級だよりに自分の書いた感想文などが引用されたときの嬉しい気持ちを思い出した。実際に届くのが楽しみだなあ。

あとがきが長くなってしまった。素敵な機会をくれたはてなブログに改めて感謝します。
それではまた👋