和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1030 / 遺伝子は紡がれる

こんばんは。今日で10月も終わり、あっという間だったなあ~。

◆10月30日(月)
今週も頑張ろうねえ。午前中は牛の大移動。
相変わらず移動用のカゴに乗るまで時間がかかる牛もいたけど、わりとスムーズにできたんじゃないかな。
先日牛を逃がしちゃったから、この日は無理に視野を広く持とうとせず、目の前の牛を脱走させないことに注力した。
途中で獣医さんが来て、分娩が遅れている牛に分娩誘起の処置をしてくれた。
注射を打つ前に膣から手を入れ、状態を確認してもらう。「子宮頚管は指2本ですねえ」と言われ、夫と「つまり……どういうことだってばよ?」状態になる 笑
つまり、このままだと分娩はまだ始まりそうにない、ということらしい。
分娩誘起をすると36時間以内に分娩する。このとき10時くらいだったから、翌22時までに分娩するということだ。ホルモンっていうのはすごいよねえ。

獣医さんが帰り、つつがなく牛の移動も終了、前の日に生まれた子牛ちゃんにダメ押しの初乳製剤をあげて、お昼ごはん。
普段行かないスーパーで安く売られていたマルちゃんの焼きそば、季節限定のほたてバター醤油味、おいしくないわけがない!
少しだけお昼寝して今度は経産牛の出荷!M牧場最高齢、2005年生まれのおばあちゃん牛とお別れである(写真)。
2005年っていったら私も夫もまだ小6とか中1とかだ。それから17年もの間、たくさんの子を産んでくれた。
牛舎の掃除をしていると近くに寄ってきて一生懸命舐めてくれる優しい牛だった。けど、どうしてももう繁殖が難しくなってしまった。
普段牛の出荷にそこまで感情が動くことはないけど、彼女とのお別れは寂しい。残してくれたファミリーたちと一緒に頑張るからね。牛がいなくても、血統として存在は受け継がれていく。
もう1頭、こちらも古参の2011年生まれの子も一緒にさよならした。寂しくなるなー。
これが牛を飼ってごはんを食べていくってことなんだね、きっと。

しんみりする間もなくばたばたっと肥育牛へのビタミン投与や行動センサーの装着を行って、もっかい小休止。
夕方の作業を終えたらシャワーを浴びてリベンジ居酒屋!!!!

この名物タレザンギを筆頭に、たち天、カキフライ、カマンベールの味噌のせ、かに玉、エビマヨ、お漬物、お茶漬けまで食べた。
完全に胃袋のキャパオーバー、帰り道は吐き気と戦いながら運転……
帰宅して急いで太田胃散を飲んでなんとかなった。この日はドライバーで飲まなかったから余計食べるのを頑張ってしまったね。夫とふたりだったから気を遣わずにパクパク食べられたっていうのもある。おいしかったー。
近くにある唯一に近い居酒屋なんだけど、ちゃんとおいしいからうれしい。「ここしかないから」じゃなくて「ここがいい!」と思える居酒屋。
しかも自治体の生活応援クーポンを使ってお会計は1,000円強だった。

お腹いっぱい、だらだらYouTubeを見て過ごす。もうすぐファイナルシーズン後編が始まる進撃の巨人、公式が30分でわかる解説動画を出してくれていた。ちょっぴり理解が深まった気がする。
そのあとはブログを更新して就寝。

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明日は健康診断!ここ最近運動サボってるし野菜も不足気味、診断結果はいかに。
それではまた👋