和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1029 / 作業量がクレッシェンド

こんばんは。
写真は夫が作ってくれたラジオ台。周りが汚くてあれだけど、これでラジオが邪魔にならず電波もよく聞こえる!
奥にある電球も夫がつけてくれた。これで子牛の部屋がとっても明るくなって観察しやすくなった。
持つべきものは電気工事のできる夫ですね。ありがとう!

◆10月29日(日)
この日は思い切って日中の作業なし!オフィシャルなお休み(?)
朝夕の作業以外は家でゆっくり過ごしたり、買い出しへ行ったり。
普段行かないスーパーに行ってみたら、精肉が安いとかお酒の品揃えが豊富とか、新しい発見ができてよかった。
これでスーパーの選択肢はみっつ。ここに肉の直売所、八百屋さんが加わる。
スーパーAと肉の直売所、スーパーB・Cと八百屋さんがそれぞれ同じエリアにあって、エリア同士は我が家から南北に車で15分ほど(=両エリア間は車で30分くらい)。
というわけで買い出しに行くなら南下するか北上するか決めなきゃいけないんだけど、どちらのエリアもいいところとイマイチなところがあって迷うのよねえ。
臨機応変に、そのときの一番いいチョイスをしたい。

「日曜は業者さんも来ないし、しっかり休みを取るってのもいいねえ」なんて話しながら夕方の作業を終えてシャワーを浴び、お休みのフィナーレ、居酒屋さんに出発したのだが……
数日前から分娩が近そうだったお母さん牛が、いよいよ分娩しそうなのである。居酒屋さんの駐車場について改めてカメラを見ると、袋が出ている。これはもう分娩です。
ということで泣く泣く撤退。予約した本人がその場に来て直接キャンセルするパターンは珍しいのでは……「牛のお産が始まっちゃってェ……明日の同じ時間に来てもいいですか……???」と伝え快諾してもらう。ごめんなさい。

楽しみにしていた予定がキャンセルになりプチパニックになる私を見て夫が「分娩より楽しみ優先なのか?」と勘違いする。分娩最優先なのは当たり前でそこに文句はないのだが、予定がおじゃんになったことにやり場のない悲しみ&イライラが生じてるんだよ~~~~と口論しながら帰る。こういうとき、「期待するから裏切られる」という名前のmixiコミュをいつも思い出す。
夫はこういうときスパっと切り替えられるのがいいところ。

牧場に戻り、カメラで様子を見ながらスタンバイ。21時ごろに無事分娩!
したのはいいのだが、別の牛舎で大惨事が起きていた。ウォーターカップの給水弁に何かが挟まって押しっぱなしになり、水が止まらなくなってそこらじゅう水浸しになっていたのだ。
このトラブルは過去にも経験がある。

non-moo.hatenablog.com

これこれ。この写真とまったく同じ状況。
こうなると溜まった水をバケツに集めて捨て、ふやけた飼料や乾草も捨てなければならない。
今回は牛の立っている側にも水がいっていたので、敷料の麦稈も全とっかえする羽目になった。
まあこのタイミングで分娩がなければ気づくのが翌朝になっていてもっと悲惨なことになっていただろうから、不幸中の幸いということにしておこう。
そんなこんなしていたらもう生まれた子牛ちゃんが元気に立ち上がっており、初乳製剤を飲ませてミッション完了。

夜ごはんを食べ損ねて腹ペコである。さすがに料理をする元気はなく、ふたたび車を走らせコンビニで夜ごはんを買った。
帰宅してパクパク食べてもう一度シャワーを浴びなおし、ブログを更新し終えたらもう日付が変わろうとしていた。今日はせっかくオフにしたのに、最後の最後でプラマイゼロだよ~と笑う。就寝。

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今日もよく働いたー!気づけば10月が終わるー!!!
無事居酒屋リベンジを果たすことができました🍻
それではまた👋