和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

牛にもワクチン

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こんばんは。
今日は年に1度のワクチン接種でした。お母さん牛の!
ウイルス感染による呼吸器病や下痢を予防するため、牧場にいるお母さん牛全頭にワクチンを打ちました。
打ちました、と書きましたが実際に接種してくれたのは獣医さんです。笑
私たちの住む地域では、獣医さんと農協と役場と家保(かほ・家畜保健衛生所。伝染病の蔓延防止や病気が疑われる牛の鑑定などをしてくれる)がチームを組んで畜産農家を回り、ワクチン接種を実施しています。

なんせ、人に触られることにそこまで慣れていない和牛たち。
作戦を練ってかからないと、とんでもないことになってしまいます。
お母さん牛のいる牛舎は運動場があり、屋外との出入りが自由。
そこでまずは午前中のうちに全頭を屋根の下に追い込み(接種は午後)、外につながる扉を閉めます。
接種の時間が来たら、飼槽(しそう・牧草や飼料を置くスペース)にエサを撒き、飼槽へ誘導します。

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牛舎には「連動スタンチョン(写真・銀のやつ)」と呼ばれるパイプでできた柵のようなものが設置されており、牛がエサを食べるために下を向くとパイプが動き、牛をその場に捕まえることができます。(わかりづら!)
牛が捕まってしまえば、あとは獣医さんにチクチク刺していってもらって、万事OKという算段。

この作戦はおおむねうまくいき、大きなトラブルなく接種が完了。
接種漏れがあってはいけないので神経を使いました。

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Huluに登録し、プレデターシリーズを一気見。
昨日からエイリアンシリーズを見始めました。
エイリアンはいちばん古いのしか見てないけど、閉鎖空間というのが怖いね。
おやすみなさい。