和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1201-1203 / 初マルエフは停電の味

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◆12月1日(水)
朝からすごい暴風雨。特に風がすごい。
午後から出荷で牛の積み込みがあるが、大丈夫だろうか。
作業できるような天気でもないので出荷の時間まで自宅待機となる。
お昼を過ぎたら雨がだいぶ小降りになり、風もおさまってきた。
積み込みも滞りなく終了する。午前中じゃなくて良かったですねと話す。
いったん自宅に戻ってひと休みし、夕方の作業をこなして1日が終了。
帰ってきて夕飯用の米を研ごうとしたらフッと真っ暗になった。停電だ!
炊飯器セットする前でよかった〜、お米は鍋で炊こうか、なんて言ってる間に復旧したので、お米を炊飯器にセットしてリングフィットを開始。
夫が日課の筋トレを終え、シャワーを浴びようと服を脱ぎきった瞬間、再び停電。
当然テレビも消え、Switchが自動的にポータブルモードに切り替わる。
さっきの停電と同じように10分前後で復旧するべ、とタカを括ってそのままリングフィットを続けたが、ステージをクリアして最後のストレッチまで終えても復旧しない。
これはもしかして長丁場かしら、とほくでんのサイトにアクセスして状況を確認すると、南十勝はかなり広範囲で停電しているようだ。19時半ごろだったと思うが、復旧の目処がたっているのはT町だけで、21時ごろ復旧となっていた。未だステータスが「確認中」の我が家エリアは、当分復旧しなさそうだ。
こんなことなら鍋で米炊けばよかった…と炊飯器を覗いたら、蒸らしの工程に入っていたようで白飯として食べられる状態になっていたので安心する。
夫は観念して服を着直し、私も暗がりで料理を開始した。幸いガスは使えるし、卓上コンロもあるので献立は寄せ鍋となった。
結婚祝いに友達が送ってくれた茅乃舎の黄金だしを使ったらめちゃくちゃ美味しい鍋つゆができた。
真っ暗な中、iPadの光を頼りにご飯を食べる。なんだか新鮮だ。
食事を終えたがまだまだ復旧の気配はない。Wi-Fiは使えないし、本を読むには暗すぎるし、マジでやることがない。
かといって寝るのには早すぎる気もしたのでお酒を飲んで時間を潰すことにする。
先日ついに発見した(発売再開したようだ)マルエフを開ける。こんな停電の日に飲むことになるとは思わなかったよ。
スーパードライとは違うコクのあるまったりした味わいでおいしい。
マルエフを飲み、レモンサワーを飲み、いよいよ打つ手が無くなったので寝ることにした。
シャワーを浴びていない身体でベッドに横たわるのが憚られ、リビングの床に昼寝用のごろ寝マットを敷き、長袖インナー+Tシャツ+フリース+フリース+毛布という重装備で就寝。
幸いにもこの日は12月にしては異常に暖かく、夜中でも15℃くらいまでしか下がらなかったのでそこまでしんどい思いをせずに寝ることができた。
最初ソファで寝てたはずの夫はあまりにも寝づら過ぎて布団へ移動していた…笑

◆12月2日(木)
気づいたら起きる時間になっていた。電気はまだきていない。
冬なのでまだ真っ暗で、手探りでエンスタを始動する。前回貼った押し間違い防止のシールが役に立った。
牧場へ行ったはいいものの、牧場も停電していてボイラーが使えず、お湯が出ない=子牛のミルクが作れない。
家のガスを使ってお湯を沸かせばなんとか哺乳できそうだったが、親方にそこまでの熱意はないようだった。
哺乳ロボットも当然停止していて、子牛たちがメーメー鳴いている。ごめんね。
とりあえず朝の哺乳はスキップすることに。手持ち無沙汰になってしまいウロウロする。笑
帰宅して朝ごはんを作る頃には日ものぼってライトいらずに。ありがたい。
昨日炊いたご飯をラップに包んでザルに乗せ、水を入れた鍋に入れて蒸すことで温め直すことができた。我ながら賢い(電子レンジを持たない方のブログで読んだ知識)!
午前中は電気を使わない作業を行い、昼ごはんを食べに帰ったら玄関の人感センサーが点いた!!!!!!!!復旧だ!!!!!!!!
ストーブが使える、便座が暖かい、充電できる、お湯で手を洗える!いかに電気に依存した生活をしているかよくわかった。
牧場に電話をかけたら同じタイミングで復旧したようでひと安心。
夕方の作業は普段通りに行うことができ、日常の大切さを噛み締めた。
あったかい部屋でふかふかベッドに寝るの、最高!

◆12月3日(金)
朝からおかみさんの曲解が発動、マジ意味わからんことになってしまって動揺する。
何を言っても曲解されるのでもう何も言わないことに決めた…
午前中は子牛の除角と掃除、男性陣は牛の移動。
午後は家でのんびりクロスステッチを進める。
夕方の作業が終わったら昨日仕込んでおいた塩豚に火を入れてローストポークを作る。

mi-journey.jp友達が「三越伊勢丹のレシピは信頼できる」と言っていたのでこちらのレシピを参考に。
今回は600g超の大きめの肉を使ったこと、岩塩ではなく普通の塩を使ったことなど関係したのか、かなりしょっぱい上に火入れの甘いローストポークになってしまった。
リベンジ必至、また作ろう。はちみつベースのソースはとても美味しかった。
そしてこの記事を書いて今に至る。投稿したらクロスステッチの続きかなあ。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。