和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1113 / 一に子牛、二に子牛

こんばんは。写真は大胆なポーズを見せるキキ。

◆11月13日(月)
今週も頑張ろうねえ。私は病院の日。
……なんだけど、前日から気になっていた子牛の様子がとても悪い。
体温が下がっていて活気もない。これは早くなんとかしないと……
とはいえ病院をドタキャンするわけにもいかないので、子牛の対応は男性陣に任せて家を出る。

この日はちょうど回転ドアがこっちを向いてるときに受付できて、かなりスムーズに会計まで進むことができた!助かった。
往診対応した夫が子牛の様子を教えてくれる。やっぱりかなり悪い状態みたい。
史上最速で牧場に戻り、歯医者に行く夫とバトンタッチ。
点滴される子牛ちゃんを確認し、乾草を補充してお昼ごはん!病院のついでに買ってきたやき弁、安定のおいしさ。

午後からもう一度獣医さんが来てくださり、点滴を追加。計5リットルも輸液した。
そして分娩誘起をしたお母さん牛の様子も確認してくださった。もう出てきそうということで協力して娩出。逆子かもと言われていたけど通常の向きだった、よかった。
少しあたりを掃除したりして時間をつぶし、初乳製剤を飲ませてミッション完了。
子牛ちゃんの点滴は夕方の作業が終わるころまで続いた。

輸液の効果があり、朝には37℃台(平熱が38.5~39.4℃くらい)で危ないところだったのが39℃台まで回復。これでとりあえずひと安心。
薄めに調整したミルクも飲んでくれた。
ここまで衰弱させてしまったのは、前日の夜に獣医さんを呼ばなかった私の落ち度である。子牛は「あれ?」と思ってからぐったりするまでが早いってわかっていたのに。
この時間から獣医さん呼んで点滴したら夜中までかかるなーとか親方起こしちゃったら面倒だなーとか邪念に負けてしまった。
いつだったか、農家さんに「子牛の対応をするときは、目の前の子牛のことしか考えちゃだめ。鍋を火にかけていても、眠くても、子牛のことを優先しないと」と言われたのを思い出す。その通りだなあ。

夕方の作業を終えて帰宅、踏み台昇降、シャワー、料理。
この日はM牧場の和牛を使って焼肉にした。切った野菜とお肉をホットプレートに乗せていくだけ、簡単!
冷凍のチャプチェとモッツァレラチーズも添えて気持ちおかずをプラス。
夜ごはんのあとはブログを更新して就寝。

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夜中、分娩してないか何度もカメラをチェックして細切れ睡眠になった。おかげで今日はねむねむ。
子牛ちゃんは今日も点滴してもらって回復傾向。よかった。
それではまた👋