和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1229-0103 / てんやわんやの年明け

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あけましておめでとうございます。

◆12月29日(水)
お母さん牛デビューする牛に点数をつけてもらう「基本登録」を実施。
和牛は血統が大切なので、この登録を行わないと産んだ子牛が和牛として認められない。
対象の牛をつなぎ、審査員に体格や顔つきをチェックしてもらう。
審査員が「顔は…どんな感じ?」と尋ねたとき、サポートで来ていた農協の方が「かわいいです!」と即答していた 笑
審査後、点数と簡単な講評をもらって終了。

◆12月30日(木)
牛たちにはきれいな敷料で新年を迎えてほしい、と牛舎の掃除。
夕方にはお母さん牛たちが食べるラップサイレージも補充して、年越しの準備はOK。

◆12月31日(金)
朝の作業だけ出て、夫の実家へ。
夫の姉家族や弟夫婦も集まり、賑やかな食卓になった(写真)。
北海道では大晦日におせちを食べるそうで、オードブルやお刺身と一緒におせちが出た。
紅白からのジャニーズカウントダウンを見て、年越し。
正直今年の紅白はあまり印象に残らなかった。途中から見たからかな?
でも藤井風は強烈だった。自然体だけど力強くて、存在そのものが音楽って感じがするなあ。
17時ごろから飲み始めて、1時過ぎまで飲んでいた。

◆1月1日(土)
起床して二日酔いになっていないことを確認する。少々頭は重いが大丈夫そうだ。
朝ごはんをいただき、2年ぶりの帰省に向けて出かける準備をする。
実家へ向かう飛行機は14時の予定だが、雪が降り始めたのとお土産を買う時間も考えて11時前に夫の実家を出た。ちょっと待って、雪がひどい。
夫の実家から新千歳空港まで1時間弱で着けるはずだが、視界がほとんどなく、前の車のテールランプがぼんやりとしか見えない。対向車もよく見えないし、気づいたら目の前に赤信号が出現したりする。ワイパーで捌いた水がフロントガラスの端っこに溜まって凍っていき、信号待ちのたびに窓を開けて氷をよける。「ココが道路と歩道の境目ですよ」と示す矢印型のポールもなく、どこを走っていいかもわかりづらい。
こんなんで飛行機は飛ぶんだろうか。いやでもここから空港までは距離があるし、天気もちょっとは違うかも。
ところが空港に近づいても天気はまったく回復せず、不安が増していく。空港の駐車場は見たことがないくらい混んでいて、民間の駐車場を予約していた自分を褒める。
駐車場の行列を見ながら「こういうときに空港の駐車場に並ぶ人ってどんな人なんだろう?お昼ごはんだけ空港に食べにくるとか?そんな人いないよね」とフラグを立てる。
無事に車を停めることができ、シャトルバスで空港へ向かう途中にiPhoneが震えた。乗る予定の便のステータスが「欠航」に変わっている。終わった……
とりあえず空港内に入り、掲示板を確認する。軒並み欠航が決まっており、どの航空会社にも長蛇の列ができている。みんな何のために並んでいるんだ?これに並んでいたら振替など到底間に合わない。頭をフル回転させてANAのサイトを開き空席確認をする。羽田23時半着の便ならある、けど、普通料金40,000円だしそんな遅くに羽田に着いても実家までの足がない。ダメもとでスカイマークも確認してみよう。なんと!16時すぎの便が残席3!!!!急げ!!!!!!爆速予約・購入が完了し、ギリギリでスカイマークの航空券を手にすることができた。
スカイマークは取得した2次元コードを改めて発券機にかざし、紙の搭乗券を発行しなければならない。当初乗る予定だったAIRDOのカウンターからスカイマークのカウンターまで歩く。端っこから端っこ、遠い。笑
行列に並ぶことなく当日中、しかも夜ではなく夕方の便に振り替えることができてちょっと鼻が高い。晴れ間も見えてきたし、除雪が間に合えば飛びそうだ。
延々と並ぶ行列を横目に手荷物を預ける。優雅にランチとしよう。実は二日酔いと車酔いでかなり体調が悪い。それなのにスパカツを頼んでしまった、愚か……(おいしかった)。
あまりの人の多さにクラクラしてきたので、搭乗口付近で待機することにした。
保安検査場を抜けるとそこは別世界だった。人がほとんどいない。快適!
お土産を買い、搭乗口の近くに陣取ってウトウトしながら過ごす。今のところ、最善の策を取っているのでは…?ただ不安なのはTwitterに流れる「17時まで滑走路閉鎖」の文字と、目の前に広がる駐機場の天気がいまだにすぐれないことだ。晴れたのは一瞬だったらしい。でもまだフライトまで1時間半くらいあるし、多少遅延したとしても、終電がなくなるほど遅くはならないだろう。
フライトの時間が迫り(といってもあと30分以上ある)、ぽつぽつとお客さんの数も増えてきたころ、スカイマークのスタッフが現れた。「中部以外にご出発以外のお客様はお知らせください!」これは嫌な予感。
「申し訳ありませんが、中部空港へのフライト以外はすべて欠航になりました。お客様にはゲートを通って戻っていただきます。お荷物をお預けの場合は〇番カウンターでお返しします」
終わった~!Twitter情報では1月6日まで振替ができないらしい。帰省を諦めるしかない。
見知らぬおじさんが絶望している。「またあの列に並べって言うの?今日2回目だよ?」払戻や振替の手続きならオンラインでできるよ、今日じゃなくてもいいし、と思ったが、コンビニ支払いやカウンターで購入した場合は並ばなきゃいけないのかもしれない。
帰省できない旨を家族にLINEし、預けた手荷物を回収する。カウンターは相変わらずすごい列で、並んでいたらスタッフが「手荷物をお預けのお客様はお知らせくださ~い!」と叫んでいる。もしかしたら、と列を離脱してカウンターの近くに行ってみると預けられた手荷物たちがスタッフによって並べられていた。これとこれ、私たちのです!と声をかけて手荷物札を見せ、無事回収が完了。
もう取れる選択肢はひとつしかない。車で夫の実家に戻ることにした。
かくして「空港に来てお昼ごはんだけ食べて帰る人」が完成した。
疲れ果てていたので千歳のホテルに泊まることも考えたがどこもいっぱいのようだった。
夫の実家に戻ったのは18時ごろだったかな。義姉・義弟も来ていた。私は二日酔い+人ごみ酔い+車酔いのトリプルコンボで食事が喉を通らず、しばらく寝かせてもらうことにした。
2時間ほど寝て復活、お雑煮をいただく。変な時間に寝たせいで目が冴え、2時ごろまで眠れなかった。

◆1月2日(日)
ぐっすり眠れて、10時ごろ起床。長時間睡眠を連続で取れたのは久しぶり。
朝ごはんをいただき、昼すぎに自宅へ向けて出発する。
本当なら参加するはずだった地元の新年会にリモートで参加。切ない。
新年最初の自炊はうどんにした。

◆1月3日(月)
今日もよく寝た。心なしか肌の調子がいい気がする。
帰省できていたら今日帰ってきて明日仕事始めだったが、それだと大変だったかもねという話をした。
14時ごろまでぐだぐだして、初詣兼買い出しへ。お昼ごはんを食べ損ねてお腹が空く。
帰宅してスーパーのお弁当を食べ、ついでに買ったマリトッツォも食べる。おいしかった!
借りていた「光まで5分(著・桜木紫乃)」を読む。新年にはふさわしくない、どんよ~りしたお話だった。
それからのんびりネットサーフィンなんかして、今に至る。
夜は家族とzoomで話す予定。近いうちにリベンジ帰省したいけど、お正月ならではのおせちやすき焼きを楽しめなくて本当に残念。夫の実家はお正月感薄めの食卓なのでなおさら恋しい……

今年も1年頑張ろう!