和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0214-0217 / 凪

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こんばんは。昨日は久しぶりにまとまった雪が降った。
牛たちはあまり気にならないらしく、身体に雪が積もってもお構いなしだ。

◆2月14日(月)
午前中、獣医さんに若いメス牛の診療に来てもらう。
母牛候補として残しているのだが、適齢になっても一度も発情が来ない。
子宮や卵巣が未発達とのことで2週間おきに様子を見てもらっている。
今回はCIDRというホルモン剤を膣内に入れ、人為的に発情を来させる処置を行った。
ホルモンってのは本当に不思議な存在だ……
子牛の引っ越しも行い、手やりで哺乳する子牛がだいぶ減った。楽ちん!
バレンタインだったので午後はお菓子づくり。

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コープが発行しているフリーペーパー「Cho-co-tto」に掲載されていたくまのマフィンを作ってみた。我ながらかわいくできて満足!
チョコペンやホワイトチョコがなかった割には健闘したと思う。
バターではなくサラダオイルを使ったからか、少し軽めの仕上がりになった。
仕事終わりは近場の食堂で夜ごはんを済ませ、スキーへ!そんなに寒くなく快適に滑ることができた。
スキーは楽しくできるスポーツだし、リフトではおしゃべりもできるし、純粋に楽しむことができる。
帰ったらお風呂に入って晩酌して就寝。充実~。

◆2月15日(火)
午前中は牛舎掃除などなど。
特に大きなイベントはなく終了。
しばらく胃の調子が悪かったのが、何がきっかけか完全に復活する。
お腹が空くって嬉しいね。

◆2月16日(水)
出勤しようと家を出たら、雪が積もっている……
最低限の除雪をして朝の作業を済ませ、朝ごはんを食べてふたたび出勤。
午前中はずっと除雪。夫と親方がトラクターに乗り、私はスコップ片手に細かいところを除雪。
年始の大雪と違い、サラサラ雪で量もそんなに多くないのが救いだが、長時間の雪かきはしんどい。
午後は哺乳に関するセミナーをオンラインで視聴。細かい方法はいろいろあるけれど、哺乳に対して牧場なりの姿勢を設け、それをブレさせないことが大切だと強く感じた。
他人の言うことに左右されていろんな添加剤を使ってみたり、下痢の原因を考えずに「下痢しちゃった!」という事実に感情を持ってかれてみたり、そういうのはダメだよね。
この日は午後も雪が降り続け、夕方もう一度全体的に除雪をした。腰が……

◆2月17日(木)
明日から2日半お休みをいただくので、足りない乾草ロールを一気に補充。
相手の行動を先読みして手伝うのって難しいな。
午後は図書館へ本を返し、新しく3冊借りてきた。
何の気なしに開いた昭和の写真集が畜産試験場のもので、馬を使った牧草収穫作業がたくさん載っていた。すごい時代だなあ。
できあがった乾草を荷車に積んで牛舎の2階に揚げるのも全部人力で、気が遠くなりそうだ。
私も学生時代「当時の苦労を味わわねばならぬ」とか言われてコンパクト乾草を運ばされたなあ 笑
載っていた写真はコンパクトですらなかったし、さぞかし大変だっただろう。
でも一度体験してみたい。何もない時代。
帰ってきてリングフィットをやってシャワーを浴びてごはんを作り、今に至る。
明日からのお休み楽しみだなあ。

それではまた👋