和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0425 / これでは……

こんにちは。
今日は昨日と比べて寒い。朝は3℃くらいだったと思う。
今もフリースの上着を着てちょうどいいくらいだ。

◆4月25日(月)
休み明けはいまいちエンジンがかからない。しかし、作業分担が変わったことで心的ストレスが劇的に軽減される。
ほぼ共依存状態だった元彼と別れたときのことを思い出す。おまえはどうしようもない子だから俺が一緒にいてやっているんだ、という言葉にじわじわ洗脳されて一緒にいない選択を取ることができなくなり、相手の感情に引きずられて自分の精神も落ちこんでいった。
別れを告げると決めて出かけた旅行先で花火みたいな盛り上がりにあてられ、結局何も言えずに帰ってきた私に友達が「いつまでそんなこと繰り返すの?」と聞いてくれたのがきっかけになり、ようやく離れる決断ができた。
いざ離れてみると、大きく深呼吸ができる環境にホッとして、なんであんな相手に執着していたんだろうと疑問に思えてくる。恐ろしいことに、当時は「居酒屋で好きなメニューを頼む」ことが贅沢だと思っていた。彼と飲みに行って注文するのは私の担当だったが、ひとつひとつ「またそれ?」「原価がうんぬん」とケチをつけられていた。
思えば付き合う前、最初のデートのときに行ったレストランで「俺の頼むもの決めて」と言われた時点で気づくべきだった。まあ過去の話なので忘れましょう。

大いに脱線してしまったが、このときの気持ちと今の心情がだいぶ似ている。
もっと早く距離を取っていればよかったのに、コミュニケーションを取らなければいけない、仕事を覚えなければいけない、と感情にふたをしてしまっていた。
私が言われてきたことなんて大したことではないのかも、昔の人はみんなこれくらい言われてきたのかも、とも思ったりするが、自分自身のキャパシティもあり、私には限界だった。
午前中は産室の親子を離したり、子牛を哺乳ロボット牛舎へ引っ越ししたり、空いた部屋を掃除したり、鼻環をつけたりとボリュームたっぷり。夫はずっと畑に出て肥料散布。
お昼ごはんを食べに戻り、少し昼寝して夫を畑に送って私は帰宅。コーヒーを淹れようと思っていたがやる気が出ず、常備しているペットボトルのアイスコーヒーを飲む。
Lo-Fi HipHopをかけながらブログの更新。静かでいいなあ。

少し寝てから夕方の作業へ。分担が変わって「哺乳ロボット未経験の子牛にミルクの飲み方を教える」という作業が増えた。哺乳ロボットは子牛が近づくと自動で粉ミルクとお湯を混ぜてミルクを作って給与してくれるというスグレモノなのだが、哺乳するためには子牛の方から哺乳ロボットにアクセスしなくてはならない。
新人子牛はそれを知らないので、引っ越して数日は人力でドリンクステーション(哺乳できる場所)に入れて、ここに来ればミルクが飲めることを教えてやる必要がある。
これまた賢い牛とそうでない牛がいて、1~2回教えれば察して人がいなくてもグイグイ飲めるようになる子もいれば、何回教えても自力で入らず、「人間さん~」みたいな顔でドリンクステーションのそばにたたずんでいる子もいる。哺乳ロボットのシステムにどうしても迎合できない子も年に数頭いて、そういう子牛には哺乳瓶でミルクをあげることになる。
この一連の作業が私はとても好きだ。牛たちの個性を見るのも好きだし、うまく誘導して哺乳ロボットからミルクを飲めるようになる瞬間はヨッシャ!という気持ちになる。

帰宅してミートローフを仕込む。先日お友達がパウンド型をくれたのを思い出し、ハンバーグより簡単なのではともくろんで作ってみることにした。
肉だねをこねている間に卵をゆでておく。冷凍のアスパラも入れてみよう。
レシピには卵1/2個と書かれていたが面倒なので1個いれた。これがまずかったのかもしれない。
冒頭の写真を見ていただくと分かる通り、肉だねがゆるすぎてふにゃんふにゃんになってしまった。これではミートローフではなく、ミートスキャッターである。
リベンジ必至。味はおいしかった。味つけはリケンのノンオイルのみという変わり種。
付け合わせにした春キャベツがシャキシャキで甘くて嬉しい。今井真実さんレシピのレンジ蒸しなすも、とっても簡単なのにおいしい。トータルでは及第点ということにしよう。
アルセウスを少しプレイして就寝。

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今日は鶏むねのナゲットにしようかなあ。
しょうゆ・味噌・ケチャップ・ソースといった調味料類が一気に底をついた。
明日、歯医者さんに行く前に買ってこよう。
それではまた👋