和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1102 / タイヤ交換記念日

こんばんは。
写真は牛舎の2階から下りるのに難儀しているネコチャン。
ひとりなら何とかして下りるんだろうけど、このときは私がいたからか不安げな声で鳴いて抱っこをせがんできた。ネコチャンを抱っこしながらはしごを降りるのも結構大変なのよ。

◆11月2日(水)
この日は特に大きな作業はなかった。
前日に肥育牛を出荷して空いたマスに牛を移動させる。巨大なケージみたいなのをローダーにつけ、その中に移動させる牛たちを入れて運ぶのでほとんど手間はかからない。
育成牛にモクシをつけてひっぱって連れていくのもなかなかスリリングで楽しいのだが、ここは仕事なので効率優先で。

牛の移動が済んだらやることがなくなってしまい、タイヤ交換をすることに。
普段は夫がやってくれるが、この日は「のんちゃんもいざというときひとりでできるように」とやり方を教えてもらった。なんのことはない、ボルトを外してタイヤを替えて締めなおすだけだ。私の車は軽自動車なのでタイヤも軽いし、締め付けトルクもそこまで大きくない。
やってみればシンプルなのに、なぜだかできないと思い込んでいることって結構多い気がする。これからはひとりでもできそうだ。

勝手に「料理できないキャラ」にされ、簡単な作業しか任されていなかった先輩を思い出す。あるときその先輩が成り行きでフライパン担当になり、食材をあおりながら「簡単じゃん。これができないって思われてたのかな」とつぶやいたのを思い出す。
やみくもにフライパンをあおれば料理ができるというわけではないが、何事もやってみないと自分の中での感度ってわからないものだよね。
サーカスの象がまだ小さいうちに鎖でつなぐと、大きくなって鎖をちぎれるパワーを手にしてもそれに気づかず逃げ出さない、みたいな。ちょっと違うか。
昔はできなくても、今はできるかも。嫌いだと思っていたけど、踏み込んでみたら面白い部分もあるかも。やってみてできなかったら / 向いていなかったら、やめたらいい。無理やりイヤなことをやる必要はないけど、小さな積極性は忘れないようにしたい。

この日はスプラをプレイしないと決めており、お昼ごはんのあとはのんびり読書。
Lo-Fi HipHopをかけながら図書室で借りた「霧(ウラル)」(著・桜木紫乃)を読み進める。極道の妻かあ……あまり惹かれない世界だな。物語の性質上「男」「女」のたたずまいがはっきりしすぎていて、いまいち共感できなかった。共感はできないけど物語としてはおもしろい。あ、まだ読み終わってないんだけどね。

夕方の作業を終えて帰宅し、エアロバイク、シャワー、料理。
豚肩ロースと小松菜、しめじのめんつゆ炒め。久しぶりにこういうシンプルな炒め物作ったかも。
副菜はえのきの素揚げ(時間かかった……)と、海藻といかのわさび和え。近くの商店にアイスコーヒーを買いに行ったら、このわさび和えがやたらおいしそうに見えてついでに購入してしまった。
この顔ぶれでビールは外せない、ということで乾杯。コープの地ビールサブスクで届いた旭川の酒造メイドのビールがおいしかった。

otokoyama.shop

夜ごはんのあとはBreaking Down関係の動画をBGMに読書をすすめて就寝。
スプラをやらないと時間がゆっくり流れる気がする。

===

無事返却日(明日)までに読み終えることができそうだ。
再読しようと思って借りていた「ホテル・ローヤル(著・桜木紫乃)」「紙の月(著・角田光代)」は読めていないけど……
それではまた👋