和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1103 / 修羅

こんにちは。ここ数日は暖かくて過ごしやすい。
11月って感じ全然しないなあ。
写真はキキ先生の芸術作品。昨日の私たちは、このティッシュのようにズタボロでした……

◆11月3日(金)
前の日早めに就寝したけれど、分娩の近い牛がいるから夜中に起きてカメラを確認しようと話していた。
なんだか夫がガサゴソしてる気配を感じて起きると23時48分。0時に目覚ましかけてたけど、鳴る前に起きたのかしら……と寝ぼけ眼でカメラを見る。うん、大丈夫そう。
それはそれとしてリビングからすさまじい足音が聞こえる。キキの大運動会開催中である!
「キキすごいね……」と話しかけると「うるさくて全然眠れない!なにしてるんだ!」と怒り心頭のご様子。ああ、起きたんじゃなくて寝られなかったのか。
リビングへ様子を見に行く夫、寝落ちする私。

いつもどおりの時間に目覚め、朝の作業へ。なんか、子牛が外にいる……そしてそれを回収しようと一輪車を押す親方……し、死んで……なかった!鳴いてる!!!ビッグベビーだ!
明け方に外の牛舎で分娩があり、親が舐めてるうちに柵の外に押し出されてしまったらしい。とりあえず回収して屋根の下に入れ、ウォーマーで温める。
しかしビッグベビーくん、体温が上がってこない。平熱が38.5℃くらいのところ、37℃台をウロウロしている。低体温はあっという間に子牛の命を奪っていくので、なるべく早く対処しなければならない。
ということで獣医さんを呼び、一度朝ごはんを食べに帰宅。

運が悪いことにこの日は朝早くから業者さんが来ることになっていて、ダッシュで朝ごはんを食べる、やっぱりというかなんというか30分くらい早く来る業者さん 笑
とりあえず朝ごはんをかきこんで牧場へ、作業してもらう牛舎の掃除をする。牛舎の扉の溶接があちこち外れてしまっていて、いったんプロに任せてきれいにつけなおしてもらおうとお願いしていたのだ。
作業が始まればあとは業者さんにお任せし、いったんフリー……と思ったら獣医さんが到着。低体温の稟告だったので早めに来てくれたみたい。助かる。

ビッグベビーくんは点滴をしてもらった。ウォーマーで温めたし胎便も出したし、きっとこれで持ち直してくれるだろう。
ただこの日の担当の獣医さんがね……相性ってあるよね。前の職場でもいろいろな獣医さんが来てくれたけど、好きな人苦手な人いたもんな;
親方の対応も獣医さんの発言も「なんでそうなる?」というものが多くて夫と静かにイライラを溜めた。

そのあとは業者さんの作業を見学したり整理整頓したりして過ごした。
作業がひと段落したのが13時ごろで、またまたお腹が空くパターン。
お昼ごはんにマルちゃんの焼きそばを山盛り食べて、体調イマイチな夫が寝落ち。私も少しだけ業者さんの対応をしてお昼寝。
扉はすっかりきれいに直った。プロの仕事ってすごいなあ。
夕方の作業が始まっても夫の体調は悪そうで、最低限の仕事をこなして離脱。ビッグベビーくんは点滴を終えて哺乳瓶からミルクを飲むことができた。これなら大丈夫!
私も作業を終えて帰宅、お風呂、料理。
湯船につかりながら疲労を反芻する。今日はあれもこれもぜ~んぶ最悪だ。夫はイライラしてて怖いし、なんなんだもう。ソウルジェムが濁っていきそうなのを、汗と一緒に浄化するイメージで落ち着ける(?)

前日の手羽元の残りと湯豆腐、キムチとオクラの和え物の3品献立。
オクラ、なんか上手に使えないんだよね。今度納豆と混ぜてみよう。
夜ごはんのあとはBreaking Down10のオーディションを見て、早めに就寝。

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今日は久しぶりに大学時代の同級生とごはん!楽しみ✨
それではまた👋