和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

0525 / 反省

こんばんは。
写真はディナーの時に撮ったもの。レッドアイおいしいよねえ。

◆5月25日(木)
午前中、つつがなく作業が終わると思ったら終わらなかった。
M牧場で営農していく上で唯一の不安要素が大爆発してしまった。
詳しくは書かないけれど、夫が細心の注意を払って作り上げてきたものが踏みにじられてしまった。私は阻止することができた立場だったのに、しなかった。というか阻止する、それが自分でできないのなら夫に頼むという考えが浮かばなかった。
突然現れたように見えた竜巻は、監視の目である親方が家を離れ、怖くて自分が上に立つことのできない夫が作業をしていて、断ることのできない私が単独でいる瞬間を狙っていた。いつもそうだったのに、久しぶりすぎて動転してしまい、とにかくその場をしのごうとやり過ごしてしまった。その結果があれだ。夫は堪忍袋の緒が切れ、全てを放り投げて帰ってしまった。
なんでこんなことに、と思う。なんてことをしてしまったんだ、と心が真っ暗になる。
のんちゃんなら今まで作ってきたものの大切さをわかっているはず、と思ってくれていた夫を裏切ってしまった。

夫は頭を冷やすためにこの日はもう牧場に行かないことにしたようだ。家にもいない。
私は急いでお昼ごはんをかきこみ、午後と夕方の作業を終えて帰宅した。
夫も帰ってきていて長々話し合う。もうひたすら謝るしかない。もちろん夫を傷つける意図はなかったし諸悪の根源はひとつなんだけど、夫の思いを汲み取れなかったのは私が絶対に悪い。
ただでさえ諸々手続きや引越しで立て込みまくり、疲弊してるところにこんな仕打ちってないよなあ……

夫にはこれといったリフレッシュの手立てがない。私がよく「あと⚪︎日働いたら休みだ〜!」とウキウキする心情がよくわからないらしい。
きっとこれからは仕事が趣味になるんだろうけど、もう少しゆとりができたら好きだったバイクにもっかい乗って欲しいなあ。何かこう、心の拠り所があった方がもう少し気楽に過ごせる気がする。生き方にあだこだ言うのはお節介かなー。でも見てると心配になるんだよなあ。

もう本当に、反省しっぱなしの、ひどい1日だった。
最初は食欲出ないと言っていた私たち、話し合いの終わりが見えてきたらお腹空いてきてコンビニでビール・からあげ・たこわさ・たこ焼き・たことブロッコリーのバジルサラダという強欲メニューを揃えて晩酌した。たこまみれになってしまっているところに判断力の低下を感じる。でもおいしかった。

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今日からまたひとつずつやっていくしかないんだなあ。
それではまた👋