和牛のいる生活

北海道で牛飼いの勉強中です。

1105 / 思い出の味

こんばんは。
今日はどんよりした天気、ちょっと羽を休められてよかった。

◆11月5日(日)
前日の飲み会ではハンドルキーパーとしての役目を全うしたため、二日酔いにならない朝。ソバーな飲み会ってのも悪くないよねと思う。
朝ごはん、同期が関西みやげでくれた「いかなごくぎ煮」を食べる。懐かしい味。ひいおばあちゃんのはもっとしょうがが効いてた気がするなあ。いかなごと間違えてしょうがをガリっと嚙んじゃったときのハズレ感 笑
下の記事でもおなじエピソード書いてる……まさか1年後に食べられるなんて!市販のとか関係よく、懐かしい味をまた味わえたのがうれしい。

non-moo.hatenablog.com

午前中は留守番で夫と作業する。冬が近づいてきて、本格的にM牧場も冬仕様にチェンジしていく。
この日はちびっこがいる牛舎の天井にビニールを張った。天井を低くして保温性を高くする作戦だ。
主な作業は夫が行い、私は適宜補助をするのだが……もう少し鍛錬が必要そうだ。
隣の農家さんの畑にタンチョウが来ていた。

お昼ごはんにたっぷり焼きそばを食べて、午後はのんびり。
お友達に借りていた本を全部読み終わった~!やたら古い言い回しが多いな、だいぶ前に刊行された本かな、と思っていたら1989年に初版発行だった。
出てくるアイテムやシチュエーションに時代を感じつつ、男女の考えることやすることは不変だな 笑
恋愛ものではなく、ミステリー?ホラー?の短編集です。ミステリーかな。

おもしろかった。
あとは何したんだったかな。お昼寝はした。
夕方の作業を終えようとするころ、お母さん牛がいきみ始める。ま~~た夜の分娩!
まあしょうがない。牛は悪くない。
帰宅してとりあえず夜ごはんを済ませる。味付の豚肉を使った炒めものをメインに、いただいた長芋を冷凍のむきあさりとバター蒸しにしたの、ゆでたまご、だけだったかな?冷蔵庫の中身が減ってきてアルモンデ感の強い料理になっている。

夜ごはんを終えてひと息つき、分娩の進み具合を確認して牛舎へ向かう。
初産の牛だったので夫が介助して、20時半ごろに無事娩出!お疲れさまでした。
いつもは1時間くらい待って子牛の活気が出るのを確認してから初乳製剤をあげるんだけど、この日はちょっと早く上がりたくて早めにあげちゃった。
そのあとお母さん牛しっかり舐めてくれてたし、問題ないでしょう!てか今後もこのスタイルでいいのでは?お母さん牛が自我を取り戻す前に処置してしまった方が余計な興奮を招かなくていい気がする。
生まれたてのぬるぬる子牛に対峙するため、夫は防水の前掛け、親方は手術するときのお医者さんみたいなあれ(伝われ)、私は撥水の袖カバーとそれぞれの防ぬる装備をしていて面白かった。

帰宅して、ヤッケ着るのが最適解じゃない?と夫と頷きあう。
よし!腰を据えて進撃の巨人を観ましょう。
ブログの更新をしながら観るつもりだったけど、いざ始まったらそれどころではなくなった。
いまだに主要人物たちの名前も毎回確認するくらいのニワカでも わあー…… となるアニメだった。みんなの思う正義が違う方向を向いていて、どれも正しくて、それがひとつになることはなくて、争いはなくならない。
観終わってから急いでブログを更新して就寝。

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もう少しで分娩ラッシュもひと段落、なはず!
駆け抜けよう~。それではまた👋